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アスレチックス・森井が実戦デビュー 有望株オールスター戦で代打

2025.3.15 09:47 Saturday

スプリングブレークアウト【アスレチックス5-2パドレス】@ピオリア・スタジアム

 日本時間3月15日、有望株チーム同士のエキシビジョンマッチであるスプリングブレークアウトが開催。今年1月にアスレチックスと契約した森井翔太郎も、アスレチックスの“有望株オールスター”の一員に選出され、アメリカにおける実戦デビューを飾った。森井は代打から2打席に立ち、2打数無安打。投手としての出場はなかった。

 森井は8回に代打としてDHに入り、第1打席は4球目を叩きショートゴロ。第2打席は5球目のチェンジアップをファウルにしたものの、ファウルチップとなり空振り三振に倒れた。守備機会、投手としての登板機会はなかった。

 今年1月にアスレチックスと契約を結んだばかりの森井にとって、実戦デビューの機会は思わぬ檜舞台だったに違いない。そもそも、“有望株のオールスター軍団”といえるスプリングブレークアウトのロスターにおいて、アスレチックスでは10代の選手は2人だけ。森井と同期の2025年の国際FAクラスから抜擢された選手も他にいない。アスレチックスの森井への期待の高さを窺えるところだ。

 今はアリゾナのマイナーリーグ・キャンプでの調整を続ける森井は、既に球団内部でも好評のようだ。アスレチックスの選手育成担当ディレクターのエド・スプラーグは「今のところ、彼はストライクゾーンを理解しているようだし、年齢と体格の割にはかなりフィジカルが強い」と「MLB.com」に語っている。森井は5月から開始されるアリゾナ・コンプレックス・リーグでレギュラーシーズンを開始する予定だ。ドラフトで指名された高卒選手はアリゾナ・コンプレックス・リーグに配置されるのが通例。そこからA級、A+級、AA級、AAA級を駆け上がる必要がある。

 なお、試合はアスレチックスの有望株がパドレスの有望株に勝利。イーサン・サラス、レオダリス・デフリースといった注目の有望株を擁するパドレス打線を、台湾代表の莊陳仲敖(ヂュアン・チェン・ジョン・アオ)を含むアスレチックス投手陣が2失点12奪三振に抑えた。


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