オリオールズ・菅野が3.1回無失点　メジャーデビューは31日か

2025.3.15 10:28 Saturday

オープン戦【ツインズ０－10オリオールズ】＠エド・スミス・スタジアム

　日本時間３月15日、オリオールズの菅野智之が今春４登板目となるオープン戦に登板。3.1回を無失点に抑える好投を見せ、オープン戦防御率0.00を保った。好投が続く35歳のオールドルーキーに対して、降板時はスタンディングオベーションも起きた。菅野は先発４番手としての開幕が予想され、その場合メジャーデビュー日は31日のブルージェイズ戦となりそうだ。「MASN」のロック・クバッコ記者が伝えている。

　菅野は初回、２つのライナーと１つのゴロアウトで三者凡退。続く２回も４番のホセ・ミランダから三振を奪い、再び三者凡退に抑えた。３回には四球を与えたものの、２三振を奪って無失点を継続。そして、４回は先頭を抑えたが、次の打者に安打を浴び、そこでお役御免となった。3.1回を投げて４奪三振、被安打１、四球１、最速は94マイル（約151キロ）だった。

　菅野はオープン戦はここまで４登板をこなし、10.1回、11奪三振、３四球、被打率.143、そして何よりまだ失点がない。今日の登板を終えた菅野は通訳を通して「ボールの扱いがずっと良くなっていると感じている」「ミネソタ（・ツインズ）戦は２度目だ。やり方を変えてみたらうまくいった」と語った。

　菅野が好調なまま開幕を迎えることは、オリオールズにとっては非常に大きい要素だ。オリオールズは剛腕グレイソン・ロドリゲスを故障で失い、先発陣には不安も残る。クバッコ記者は菅野を先発５番手と予想していたものの、ロドリゲスの離脱で４番手に繰り上がる可能性を示唆。４番手として開幕すれば、菅野のメジャーデビュー日は日本時間３月31日２時37分から、敵地トロントで行われるブルージェイズ戦となる。

　なお、試合はオリオールズが10対０でツインズに完勝。ツインズの若手先発デービッド・フェスタに対し、ライアン・マウントキャッスルとアドリー・ラッチマンが本塁打を放つなど打線が爆発した。投げても菅野の無失点投球に続き、守護神フェリックス・バティースタら５投手が完封リレーを完遂した。