阪神がカブスに勝利 門別が5回パーフェクト投球 鈴木は1安打
2025.3.15 14:24 Saturday
エキシビジョン【カブス0-3阪神】@東京ドーム
日本時間3月15日、日本開幕戦に向け、シカゴ・カブスと阪神タイガースによるエキシビジョンマッチが行われた。阪神は先発の20歳・門別啓人が55パーフェクトの投球を見せ、カブス打線を翻弄。さらに近本光司、前川右京、佐藤輝明のタイムリーでカブスのブルペンデーから3点を奪い、3対0で勝利した。カブスの鈴木誠也は3打数1安打だった。
阪神は門別啓人に先発を託し、カブスはオープナーとしてジュリアン・メリーウェザーが先発した。プロ3年目・20歳の門別は、5回を投げて強打者揃いのカブス打線を相手にパーフェクト投球を展開。2三振を奪い、一人のランナーも許さずに無失点で抑えきった。さらに阪神打線も門別の好投に応えた。3回、7番梅野隆太郎の二塁打を足がかりに、手堅く犠打で走者を送ってチャンスメイク。すると1番近本光司が二塁打で梅野を還し、先制点を挙げた。続く4回にも、3番森下翔太が単打と盗塁で得点圏を作り出し、5番前川右京がタイムリー二塁打で2点目。5回にも9番中野拓夢が四球と盗塁でチャンスを演出し、佐藤輝明のタイムリーで生還して3点目を挙げた。
先発の門別の降板後も、阪神の投手陣は奮闘した。2番手として登板した新加入のニック・ネルソンがこの試合初の被安打を許したものの無失点投球。さらに3番手として、2024年ドラフト育成1位から支配下登録を勝ち取った工藤泰誠がマウンドに上がった。工藤は一死から2番鈴木誠也に安打を許したものの、3番カイル・タッカーと5番マット・ショウという注目選手から4シームで空振り三振を奪い、ピンチを切り抜けた。
カブスの鈴木誠也は「2番・DH」でスタメン出場。第1打席はセンターライナー、第2打席も打球初速111.7マイル(約180キロ)の強烈な当たりを放ったが、打球の伸びが足りずにセンターフライに倒れた。ただ、第3打席は工藤の速球を捉え、三遊間を破る安打を放った。続く第4打席は四球を選び、今日を3打数1安打で終えた。