パドレス・松井、マリナーズ・藤浪が無失点投球 藤浪は無失点継続
2025.3.16 10:14 Sunday
オープン戦【パドレス8-3マリナーズ】@ピオリア・スタジアム
日本時間3月16日、パドレスの松井裕樹、マリナーズの藤浪晋太郎がオープン戦に登板。松井は5回から2番手として登板し、1回を無失点に抑えた。マリナーズの4番手として登板した藤浪も2四球を与えながら無失点投球。招待選手としてマイナー契約からメジャーを目指す藤浪は懸命なアピールを続けている。試合はマイナー契約組の打者の活躍でパドレスが大勝を収めた。
松井は5回無死2塁から先発のマイケル・キングをリリーフ。ワイルドピッチと犠牲フライで引き継いだランナーを生還させたものの、後続を外野フライと三振に抑えた。今春7登板目を終えた松井は、7イニングで自責3、三振6という内容。5年契約の2年目を迎える今季も、パドレスブルペンの一員を担うと見られている。
一方の藤浪は8回から登板。2四球を与えて一死1・2塁のピンチを背負ったが、二塁走者が三盗を試みたところを、藤浪が冷静にプレートを外してアウトに。続く打者には単打を浴びたが、二死から最後の打者をレフトフライに打ち取り、無失点で切り抜けた。藤浪はこれでスプリングトレーニング通算で5登板(4.2回)、防御率7.71というパフォーマンス。ただ、3月に入ってからの3登板は無失点で抑えている。藤浪はまだマイナーキャンプに降格しておらず、マリナーズのロスター争いに踏みとどまっている。
なお、試合はパドレスが8対3で勝利。マイナー契約からメジャーを目指すギャビン・シーツが本塁打を含む3安打、オスカー・ゴンザレスが二塁打含む2安打を記録し、打線を牽引した。野手層の薄さが懸念されるパドレスにとっては、メジャー経験も豊富なシーツ、ゴンザレスのような選手の奮起は朗報だ。