フィリーズ・青柳がマイナーキャンプへ オープン戦防御率12.00
2025.3.16 10:48 Sunday
日本時間3月16日、フィリーズは青柳晃洋をマイナーキャンプへ配置したことを発表した。マイナー契約からメジャーを目指していた青柳はスプリングトレーニングで制球難を露呈。4登板で防御率12.00と厳しい数字が残っていた。
青柳は直近では14日のブレーブス戦に登板したが、3失点を喫していた。打者6人と対戦し、4四死球を記録するなど、今春通して課題だった制球難を露呈。スプリングトレーニング通算では4登板で3回を投げ、防御率は12.00。6三振に対して7四死球、WHIPは3.00に達していた。
また、青柳が対戦した打者のレベルもそこまで高くないのが事実だ。スプリングトレーニングでは主力選手は序盤の数打席で交代することが通例。試合の中盤から終盤にかけては、マイナー契約の選手や有望株がプレーすることも多い。米データサイト「ベースボール・レファレンス」が算出している「クオリティ・オブ・オポージング・バッターズ・フェイスド」という指標では、対戦した打者のレベルを測ることができる。これは、前年にMLBでプレーした打者と対戦した場合は10.0、AAAでは9.0、AAでは7.0という風に、対戦した打者が高いレベルでプレーしていればいるほど指標は高くなる。
この指標において青柳は6.1。青柳は9回に登板することも多く、対戦する打者は決して“バリバリのメジャーリーガー”ばかりではなかったということだ。参考までに藤浪晋太郎(マリナーズ)はこの指標が6.9、松井裕樹(パドレス)が7.1、山本由伸(ドジャース)が7.8となっている。
マイナーキャンプに配置された青柳は、開幕メジャーこそ逃したが、シーズン中の這い上がりを目指すことになる。