カブスが巨人との接戦を制す 新人2人がタイムリー ボイドが好投
2025.3.16 21:47 Sunday
エキシビジョン【カブス4-2巨人】@東京ドーム
日本時間3月16日、日本開幕戦に向け、シカゴ・カブスと巨人によるエキシビジョンマッチが行われた。カブスは5回にゲージ・ワークマンとマット・ショウという2人の新人がタイムリーを放ち、4点を先制。巨人も裏に岡本和真の2点タイムリー二塁打で応戦したが、その後はカブスの3番手マシュー・ボイドが好投し、リードを守り抜いた。カブスの鈴木誠也は3打数無安打に終わった。
試合は、巨人の先発がフォスター・グリフィン、カブスの先発がジェイムソン・タイオンのマッチアップでスタート。グリフィンは走者を背負いながらも要所を締める投球で序盤を切り抜け、タイオンも遊撃手ダンズビー・スワンソンらの好守に助けられながら巨人打線をかわし続け、序盤は無得点で進行した。
しかし、5回にカブス期待の新星ピート・クロウ=アームストロングが均衡を破る。先頭で二塁打を放つと、持ち前のスピードを生かしてすかさず三盗。これを今日スタメンの9番ゲージ・ワークマンがライト前へのタイムリーで還し、カブスが先制点を入れた。ワークマンはルール5ドラフトで今オフに加入した25歳。生き残りを賭け、スプリングトレーニングではOPS1.201と好調を維持し、東京でもその打棒を披露した。さらにカブスは暴投と5番マット・ショウのタイムリーでこの回4得点を挙げた。
ただ、巨人打線も意地を見せる。5回二死1・2塁のチャンスを作ると、カブスの2番手ダニエル・パレンシアから4番岡本和真がタイムリー二塁打。日本球界屈指の大砲がパレンシアの剛速球を捉え、巨人は2点を返し、試合は4対2と僅差に縮まった。
しかし、カブスの3番手マシュー・ボイドが完璧な投球を見せ、巨人に流れを渡さなかった。ボイドは4回を投げ、6三振を奪って無失点投球。カブス期待の新戦力が順調な仕上がり具合をアピールした。
カブスの鈴木誠也は今日も「3番・DH」でスタメン出場。第1打席は四球を選んだが、第2打席は快音を残すもライトフライ、続く第3・4打席は三振に倒れた。