菅野、佐々木が「最も大きな印象を残した選手」に選出　新人王に期待

2025.3.17 17:10 Monday

　日本時間３月17日、米公式サイト「MLB.com」は「最も大きな印象を残した選手」と題して、スプリングトレーニングで際立った活躍を残している選手を各チームから１人ずつ紹介。オリオールズからは未だオープン戦で失点を許していない菅野智之が、ドジャースからは19日にデビュー戦を控える佐々木朗希が選ばれた。

　同記事は菅野について「35歳の日本人右腕投手の米国での初の春季トレーニングは、これ以上ないほど順調だ」と今春の好投を手放しで絶賛。菅野はオープン戦でここまで４登板（10.1回）を投げ、11三振を奪って被打率は.143、未だにホームを踏ませていない。さらに「彼はアメリカンリーグの新人王の有力候補になるかもしれない」と、史上最年長の新人王獲得に期待を寄せた。

　さらにドジャースでは佐々木朗希が選ばれた。同記事は「カクタスリーグに出場したのは２回だけだったが、期待を裏切らなかった。合計７イニングで失点を許さず、スプリットも予想通りの手ごわさだった」と紹介。佐々木は少ない実戦機会でも既に球界に大きなインパクトを残しているようだ。佐々木は19日のカブスとの日本開幕戦の第２戦に先発予定。デビュー戦は必見になるだろう。

　菅野、佐々木と新人王を争うライバルとなり得る選手も、この企画で多数名を連ねた。レンジャーズの剛腕ジャック・ライター、アストロズの強打者キャム・スミス、オープン戦で大谷翔平から２三振を奪ったホワイトソックスのシェーン・スミス、ブレーブスの開幕正捕手に抜擢されそうなドレイク・ボールドウィンなどがそうだ。ただ、スプリングトレーニングからの好調を維持できれば、両リーグで日本人選手が新人王を獲得する可能性もあるだろう。