ダルビッシュ有が全身の疲労感を訴える 開幕出遅れの可能性も
2025.3.18 06:28 Tuesday
日本時間3月18日、パドレスのダルビッシュ有に開幕出遅れの可能性が浮上した。マイク・シルト監督はダルビッシュが「全身の疲労感」を抱えているとし、一旦投球プログラムを停止したという。米公式サイト「MLB.com」のAJ・カサヴェリ記者は「2025年シーズン開幕が遅れる危機に瀕している」と報じている。
ダルビッシュは14日のロイヤルズとのオープン戦に登板したばかり。その試合では4回を投げて4奪三振1自責点と好投していた。シルト監督は「少し控えているだけだ。スケジュールを見直している。調子は良く、4イニングを投げ、投球数も好調です。長いシーズンに賢く臨みたいと思う」と、38歳のベテラン右腕の健康状態に細心の注意を払っているようだ。
ダルビッシュはここ2日間をノースローの調整に費やしている。ダルビッシュが開幕に間に合うかについてシルト監督は「それが影響するかどうかを言えるほどの情報は今のところない」とし、深い言及を避けた。
また、パドレスはきょう、マイケル・キングを開幕投手としたことを発表。29歳のキングは昨季、13勝9敗で防御率2.95、201奪三振とキャリアハイの成績をマークしていた。パドレスにはディラン・シース、そしてサンディエゴで既に3回開幕投手を務めているダルビッシュなど、実績がある投手も多い。しかし、その中で本格的な先発転向からまだ1年しか経っていないものの、大車輪の活躍を見せたキングが抜擢。ダルビッシュは4回目の開幕投手を務めれば、パドレスの球団記録に並ぶところだったが、その機会はおあずけとなった。