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慣れ親しんだ舞台で有望株ショウが初陣 佐々木と同い年のスター候補

2025.3.18 16:18 Tuesday

 日本時間3月18日、ついにカブスとドジャースによる日本開幕戦が行われる。試合に先立って両軍の開幕ロスターが発表され、ドジャースの佐々木朗希を含む4人のルーキーが名を連ねた。その1人であるカブスのマット・ショウはいきなり三塁のスタメンでメジャーデビューを飾ることが濃厚だ。カブスのスター候補として期待されるショウは、慣れ親しんだ場所でもある東京ドームでメジャーデビューを飾る。米公式サイト「MLB.com」のジョーダン・バスティアン記者が報じている。

 弱冠23歳のショウは球界全体から嘱望される“金の卵”だ。MLB公式サイトがシーズン前に発表したプロスペクトランキングでは、球界19位にランクインしている(1位は佐々木朗希)。その高評価の源は、身長175センチとは思えないほどパワフルな打力だ。

 2023年ドラフトの全体13位でカブスに入団したショウは、マイナーでもすぐに頭角を現した。2023年はわずか38試合の出場ながらAAまで駆け上がり、打率.357・OPS1.018を記録。続く2024年はさらに大暴れし、121試合で21本塁打・31盗塁・打率.284・OPS.867を残し、AAAまで昇格した。

 そして今春、ショウはドラフトからまだ2年も経っていないにもかかわらず、MLBで開幕するチャンスを得た。外野手カイル・タッカーをトレードで獲得するため、カブスは正三塁手だったイサーク・パレイデスを放出したのだ。カブスは、パレイデスの代わりに有力な三塁手を獲得することはなく、あくまでショウがそのポジションを勝ち取ることを期待した。そして、ショウはスプリングトレーニングで見事にその期待に応え、開幕スタメンを手にしようとしている。

 23歳の若武者にとっては全てが目新しいメジャーリーグの舞台。しかし、ショウにとってデビューの舞台である東京ドームは慣れ親しんだ球場でもある。実はショウは昨秋東京ドームで行われたプレミア12で来日しているのだ。ショウは大会で打率.412、14打点と大活躍し、三塁手としてベストナインに輝いている。前回訪れた際も大活躍した東京ドームについて「ここで思い出が作れるのは素晴らしいことだ」とショウ。「確かに、以前ここでプレーしたことがあると役に立つ。フィールドにいると、全てが馴染み深いので、確かに少し安心するね」と語っており、デビューの緊張は少なからず和らいでいることだろう。

 デビュー戦はいきなりディフェンディングチャンピオンのドジャース、そして日本が誇る好投手・山本由伸、佐々木朗希と対戦する。同じ年のプロスペクトランキングの上位に名を連ねる佐々木とショウは、共に2001年生まれで誕生日も1週間しか違わない。佐々木のみならず、もう1人の同い年のスター候補の初陣にも注目したい。

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