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ドジャースが開幕戦勝利 山本が今季初勝利 大谷が2安打2得点

2025.3.18 21:50 Tuesday

【ドジャース4-1カブス】@東京ドーム

 日本時間3月18日、ドジャースとカブスによる開幕戦が行われ、ついにMLBの2025シーズンが幕を開けた。カブスの開幕投手・今永昇太は4回無安打ピッチングを見せ、ドジャースの開幕投手・山本由伸も5回1失点の好投でそれに応えた。ドジャースはカブスが継投に出た5回、大谷翔平の安打を足がかりに3得点で逆転。ドジャースブルペンもリードを守り抜き、ドジャースが4対1で逃げ切った。ドジャース先発の山本が今季初勝利を挙げ、新守護神タナー・スコットが1セーブ目をマーク。一方のカブスは逆転を許した2番手ベン・ブラウンが1敗目を喫した。

 両軍の先発投手はカブスが今永昇太、ドジャースが山本由伸と、史上初の開幕戦における日本人対決に。初回は共に無失点に抑えたが、2回の攻撃でカブス打線がチャンスを逃さなかった。二死2塁から8番ミゲル・アマヤが山本の4シームを捉え、右中間にタイムリー二塁打。この試合の先制点、及び2025シーズンの初得点をカブスにもたらした。

 その後、山本は調子を上げ、今永は走者を背負いながらも踏ん張る展開に。今永は4回にも2四球で背負ったピンチを切り抜けたが、4回終了時で球数が69球に達し、あえなく降板。初の開幕戦登板は4回無安打無失点という内容だった。

 シーズン序盤であることも鑑みて早めの継投に移ったカブスだったが、この継投が裏目に出る。2番手ベン・ブラウンは一死から四球でピンチを招き、1番大谷翔平と2番トミー・エドマンの連打であっさり同点を許す。さらに一死1・2塁から3番テオスカー・ヘルナンデスのサードゴロでダブルプレーを狙ったが、二塁手ジョン・バーティがこれを悪送球。これで勝ち越しを許すと、続く4番ウィル・スミスにもタイムリーを浴び、1対3に点差は広がった。

 援護を受けた山本は5回まで投げ抜き、5回1失点4奪三振の好投で降板。ドジャースはその後、6回をアンソニー・バンダ、7回をベン・カスパリウス、8回をブレイク・トライネンと繋ぎ、反撃を許さなかった。打線も9回に大谷の二塁打から3番テオスカーのタイムリーで追加点を入れ、カブスを突き放した。最終回は新守護神のタナー・スコットが抑え、ドジャースは今季初戦に4対1で勝利した。

 ドジャースの大谷翔平は「1番・DH」でスタメン出場。今永と対戦した第1・2打席は、第1打席がセカンドゴロ、第2打席がセカンドライナーと無安打に抑えられた。しかし、第3打席はライト前に打球初速約173キロの安打を放ち、逆転劇を演出。第4打席は空振り三振に倒れたが、9回に迎えた第5打席ではライト線に二塁打を放ち、4点目のホームを踏んだ。大谷は今季初戦を5打数2安打2得点で締めくくった。

 カブスの鈴木誠也は「2番・DH」でスタメン出場。山本と対戦した第1・2打席は、第1打席がショートライナー、第2打席がサードゴロと無安打に抑えられた。第3打席も見逃し三振に倒れた。本塁打で同点となる8回二死2塁の好機で迎えた第4打席ではサードライナーに終わった。鈴木は今季初戦は4打数無安打と悔しい結果となっている。

 あすの第2戦もきょうと同じ19時10分にプレーボール。ドジャースの先発はこれがデビュー戦となる佐々木朗希、カブスの先発は左腕ジャスティン・スティールと発表されている。


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