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パドレス・ダルビッシュ有が右肘の炎症 開幕出遅れの可能性

2025.3.19 12:48 Wednesday

 日本時間3月19日、パドレスのダルビッシュ有が右肘の炎症を抱えていることをマイク・シルト監督が明かした。ダルビッシュは前日にも「全身の疲労感」を訴え、慎重な調整を行っていた。開幕に出遅れる可能性もあるかもしれない。米公式サイト「MLB.com」のAJ・カサヴェリ記者が報じている。

 ダルビッシュは14日のロイヤルズとのオープン戦に登板し、4回を投げて4奪三振1自責点と好投していた。しかし、その試合後に右肘の炎症を起こしていたという。「話をした後、彼がどう回復するかを見ていきます」とシルト監督は語った。「彼にはあと数日の猶予を与えます。正確には原因は分かりませんが、肘に張りがありました。キャッチボールをこなせたのは良い兆候です。日々様子を見ていきます」と、38歳のベテラン右腕の健康に細心の注意を払っている。ダルビッシュは昨季もシーズン通して首、腰、肘の健康に不安を抱えていた。

 さらにシルト監督は「シーズン序盤に影響が出る可能性はある」とコメント。また、同記者は「少なくともローテの最後尾に回る」と、仮に開幕に間に合っても5番手として迎える可能性が高いことを示唆した。

 パドレスのローテーションは開幕投手に任命されたマイケル・キング、ディラン・シース、ニック・ピベッタの3枚までは確定。本来ならばここにダルビッシュを加えて、4本柱を結成したいところだったが、ダルビッシュの離脱によってそのプランは崩れるかもしれない。元々、先発5番手を賭けて、韓国球界から復帰するカイル・ハート、ランディ・バスケス、スティーブン・コレックらが枠を争っていた。しかし、ダルビッシュが離脱すれば、空き枠は2つに増える。ハートは17日のオープン戦で今春初登板を済ませたばかりだが、先発ローテ入りの可能性が高まっている。さらに12.1回で防御率2.19と好投中のコレックがチャンスを得る可能性も十分だ。

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