Rソックス・吉田正尚 今季開幕は故障者リスト入りが濃厚に
2025.3.20 09:56 Thursday
オフに右肩の手術を受けた吉田正尚(レッドソックス)は今春のオープン戦でここまで9試合に出場し、打率.321、1本塁打、7打点、OPS.785とまずまずの結果を残している。しかし、まだ外野の守備に就くことができる状態ではないため、レッドソックスはシーズン開幕の時点では吉田を故障者リストに登録する方針のようだ。開幕戦は主砲ラファエル・デバースがDH、新戦力アレックス・ブレグマンが三塁、俊足のデービッド・ハミルトンが二塁に入る布陣が有力視されている。
米公式サイト「MLB.com」でレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者は故障者の情報を扱うページにおいて、吉田について「右肩関節唇の故障によって復帰はシーズン開幕後になるだろう」との見通しを伝えている。「吉田はDHとしてオープン戦に出場し続けている。スローイングの距離も90フィート(=塁間の距離)まで伸ばしているが、外野の守備に就く準備が整うまで、シーズンを始めることはできないだろう」とブラウン記者。右肩手術のリハビリを終え、守備に就くことができる状態になるまでは故障者リスト入りが濃厚だ。
吉田が故障者リスト入りすることによって、レッドソックスのロースターの「渋滞」は多少解消される。DHが空くため、主砲デバースをDHに回すことができ、デバースとブレグマンの「正三塁手問題」がクリアに。有望株のクリスチャン・キャンベルやマルセロ・メイヤーはマイナースタートが確実であり、二塁には昨季33盗塁のハミルトンが入ることになるだろう。なお、レッドソックスは日本時間3月28日の開幕戦でギャレット・クローシェが開幕投手を務め、ネイサン・イオバルディ(レンジャーズ)との投げ合いが予定されている。