エンゼルスに新ルール ロッカールームでの携帯電話使用禁止
2025.3.20 10:45 Thursday
エンゼルスに今季から新ルールが導入されたようだ。日本時間3月20日、米公式サイト「MLB.com」でエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者が報じたところによると、エンゼルスは今季から選手がロッカールームで携帯電話を使用することを禁止したという。ロン・ワシントン監督はこの新ルールの目的について「選手同士の交流を増やし、絆を深めるため」と語り、マイク・トラウトやザック・ネトは「今のところは上手くいっている」と新ルールの手応えを口にしている。
全30球団中最長となる10年連続でポストシーズン進出を逃し、昨季は球団史上ワーストの99敗を喫したエンゼルス。そうした状況を打破するために抜本的な改革が求められており、就任2年目を迎えるワシントン監督は「ロッカールームでの携帯電話の使用を禁止」という新ルールの導入に踏み切った。若手主体のロースター構成ではあるものの、トラウトのほか、新加入の菊池雄星、カイル・ヘンドリックス、ケンリー・ジャンセン、トラビス・ダーノーといった経験豊富なベテランもおり、選手間の交流を促進したいという狙いがあるようだ。
たとえば、ジョー・アデルやミッキー・モニアックといった若手外野手にとって、MVP3度のトラウトは最高のお手本となるはずだ。ホセ・ソリアーノやリード・デトマーズといった若手先発投手たちも菊池やヘンドリックスから学ぶことは多いはず。若き剛腕ベン・ジョイスもジャンセンという最高のメンターを手に入れたことで、さらなる成長が期待される。今季すぐに成果が出るようなものではないかもしれないが、若手がベテランとの交流のなかで得たものは各選手だけでなく、チームにとっても大きな財産となるに違いない。