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日本人投手に明暗 千賀は自責点0の好投 小笠原8失点KO

2025.3.21 10:34 Friday

オープン戦【メッツ10-3ナショナルズ】@CACTIパーク・オブ・ザ・パームビーチーズ

 日本時間3月21日、メッツ対ナショナルズのオープン戦で日本人投手同士の投げ合いが実現。メッツ先発の千賀滉大が4回途中までに6つの三振を奪い、被安打0、与四球2、失点1(自責点0)と安定したピッチングを見せた一方、ナショナルズ先発の小笠原慎之介は4回途中8安打8失点と打ち込まれ、大きく明暗が分かれた。試合は小笠原を攻略したメッツが10対3で大勝を収めている。

 調整が遅れており、開幕5戦目での先発が有力視されている千賀だが、今日は安定したピッチングを見せた。初回に四球とエラー絡みで1点を失ったものの、2回以降は打者8人をパーフェクト。4回裏にジェームス・ウッドを空振り三振、ジョシュ・ベルを見逃し三振に仕留めたところで球数が49球に達し、交代となったが、安定感を欠いた前回登板からしっかり立て直した。米公式サイト「MLB.com」でメッツを担当するアンソニー・ディコモ記者によると、千賀は開幕5戦目の先発が予定されており、シーズン初登板を迎える前に、もう1度実戦形式での登板をこなすようだ。

 一方の小笠原は今日も結果を残せず、開幕ローテーション入りだけでなく、開幕ロースター入りも怪しい状況となっている。初回こそ無失点に抑えたが、2回表はルイスアンヘル・アクーニャに逆転打を浴びるなど3失点。3回表にも2本のタイムリーで2点を追加され、4回表に二死満塁のピンチを招いたところで交代を命じられた。残した走者が全員生還したため、被安打8、奪三振4、与四球3、失点8という結果に。オープン戦の防御率は11.25まで悪化し、開幕をマイナーで迎える可能性が高くなっている。


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