タイガース・前田はブルペンの一員として開幕へ 監督が明言
2025.3.22 10:36 Saturday
日本時間３月22日、タイガースのＡ・Ｊ・ヒンチ監督は前田健太をブルペンの一員として起用する方針を明らかにした。２年契約の２年目となる今季、開幕ローテーション争いに加わっていた前田だが、ブルペンの一員として開幕を迎えることに。ヒンチ監督は「今春のケンタは本当に良かった。四球を出さないし、三振を奪うこともできる」と前田のピッチングを評価しつつも「彼を活用していきたい」とロングリリーフを含め、様々な場面で使えるリリーバーとして起用していくことを決めたようだ。
現在36歳の前田は今春のオープン戦で４試合（うち３先発）に登板して12回2/3を投げ、０勝２敗、防御率5.68、19奪三振を記録。日本時間３月11日のヤンキース戦で３本塁打を浴びて５失点と炎上したため、防御率が大きく悪化してしまったが、４試合で与えた四球は１つだけ、WHIP1.11と安定したピッチングを見せていた。球速も昨季より向上し、ピッチングの内容も上々。しかし、開幕ローテーション入りを果たすことはできず、タリック・スクーバル、ジャック・フラハティ、リース・オルソンの３人に次ぐ先発４・５番手の候補はジャクソン・ジョーブ、ケーシー・マイズ、カイダー・モンテロの３人に絞られた。
米公式サイト「MLB.com」でタイガースを担当するジェイソン・ベック記者によると、前田は日本時間３月23日に行われるブレーブスとのオープン戦でリリーフ登板し、複数のイニングを投げる予定。その後、日本時間３月25～26日に行われるジャイアンツとのオープン戦で１イニングのリリーフ登板が予定されており、「ロングリリーフ」と「１イニングのリリーフ」の両方をテストしたあと、開幕を迎えるプランとなっている。ヒンチ監督は「先発のチャンスもあると思う」と話しており、前田はまずリリーフで結果を出し、先発ローテーションに穴ができたときにチャンスを得られるようアピールしていきたいところだ。
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