パドレス・ダルビッシュがIL入り 右ひじ炎症で調整遅れる
2025.3.22 10:54 Saturday
日本時間3月22日、パドレスのマイク・シルト監督は右ひじの炎症により調整が遅れているダルビッシュ有を故障者リストに登録する予定であることを明らかにした。ダルビッシュは日本時間3月14日のロイヤルズ戦に先発したあと、投球練習を中断。それ以降、キャッチボールを2度行っているが、シーズン開幕に向けた調整が遅れている。シルト監督はダルビッシュの復帰時期について明言を避けているが、右ひじの状態が回復したあと、調整が完了した時点で復帰することになるとみられる。
現在38歳のダルビッシュは今春のオープン戦で2試合に登板。合計6回2/3を投げ、1勝0敗、防御率4.05、7奪三振、WHIP1.35を記録していた。米公式サイト「MLB.com」でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は「パドレスは公にはしていないが、今季も20試合前後の先発登板を見込んでいる」と指摘。30代後半のダルビッシュにシーズンを通したフル稼働は求められておらず、故障離脱する時期があるのは想定内ということだろう。よって、ダルビッシュには復帰を焦らず、万全のコンディションで復帰することが期待される。
ダルビッシュの離脱により、パドレスの先発ローテーションには2つの空席が生まれることになった。先発5枠のうち、マイケル・キング、ディラン・シース、ニック・ピベッタの3人は当確。残りの2枠をカイル・ハート、スティーブン・コレック、ランディ・バスケスが争っている。ナックルボーラーのマット・ウォルドロンは左わき腹を痛めて離脱し、ジョニー・ブリトーはロングリリーフでの起用が有力なため、先発ローテーションの最後の2枠を争う候補は3人に絞られた。シルト監督は「難しい決断を下すまでにあと数日ある」と語っており、各投手のオープン戦最終登板を見て、先発4・5番手を決めるつもりのようだ。