ナショナルズ・小笠原がマイナー降格 5先発で防御率11.25
2025.3.22 11:27 Saturday
日本時間3月22日、ナショナルズは小笠原慎之介、DJ・ハーズ、ドリュー・ミラスの3選手をマイナーAAA級ロチェスターに降格させたことを発表した。2年350万ドルのメジャー契約で入団し、開幕ローテーション争いに加わっていた小笠原だが、オープン戦は5度の先発登板で12イニングを投げ、1勝3敗、防御率11.25、10奪三振と結果を残せず。被打率.400、被OPS1.038、WHIP2.67と全く通用しておらず、今後はマイナーAAA級で米球界へのアジャストに取り組んでいくことになる。
米公式サイト「MLB.com」でナショナルズを担当するジェシカ・カメラト記者は日本時間3月16日の時点で、今季の開幕ローテーション争いについて「小笠原、ハーズ、ミッチェル・パーカーの3人が先発ローテーションの最後の1枠を争っている」と伝えていた。しかし、今日になって小笠原とハーズのマイナー降格が決定。これにより、ナショナルズの今季の開幕ローテーションはマッケンジー・ゴア、トレバー・ウィリアムス、ジェイク・アービン、マイケル・ソロカ、パーカーの5人で確定した。
小笠原はデーブ・マルティネス監督から「しっかりストライクを投げられる投手だ」と一定の評価を受けていたものの、開幕ローテーション入りに向けて最後のチャンスとなった日本時間3月21日のメッツ戦で4回途中8安打8失点と炎上。実力をアピールすることはできず、マイナーAAA級でシーズン開幕を迎えることがほぼ確定した。今後はマイナーで結果を残したうえで、メジャーの投手陣に空きが出るのを待つ立場となる。オープン戦では被打率.400とめった打ちを食らったが、まずは米球界へのアジャストを進め、自分らしいピッチングを取り戻したいところだ。