ロイヤルズが外野手補強 ブリュワーズから36歳のキャナ獲得
2025.3.22 12:30 Saturday
日本時間3月22日、ロイヤルズは後日指名選手1人または金銭とのトレードでブリュワーズから36歳のベテラン外野手、マーク・キャナを獲得したことを発表した。マイナー契約でブリュワーズに加入していたキャナだが、オープン戦9試合で打率.087(23打数2安打)と結果を残せず、開幕ロースター入りの可能性が低下。ブリュワーズはキャナにオプトアウトの権利を行使される前に、外野手の補強を狙っていたロイヤルズとのあいだでトレードを成立させた。
ベテランのキャナにはオプトアウトの権利が与えられており、「ロースター40人枠に登録する」もしくは「退団してFAになる」ことを球団に要求することが可能だった。ブリュワーズはキャナがオプトアウトの権利を行使してFAになる前に、ロイヤルズとのトレードを敢行。ロイヤルズはキャナをロースター40人枠に登録し、控えの外野手兼一塁手として起用する可能性が高いとみられる。なお、キャナはロースター40人枠に登録された場合、今季の年俸140万ドルが保証されることになっている。
キャナはメジャー10年間で通算1049試合に出場しているベテラン外野手。昨季はタイガースとジャイアンツで合計125試合に出場し、打率.242、7本塁打、42打点、7盗塁、出塁率.344、OPS.690を記録した。出塁能力の高い打者であり、7年連続2ケタ死球とデッドボールが多いことでも知られている。ロイヤルズは正左翼手のMJ・メレンデスと正一塁手のビニー・パスカンティーノが左打者のため、キャナは相手先発投手が左腕のときに、左翼手や一塁手としてスタメンに名を連ねる機会が多くなりそうだ。