ガーディアンズがフリーマン放出でノーラン・ジョーンズ獲得
2025.3.23 12:39 Sunday
日本時間3月23日、ガーディアンズとロッキーズのあいだで1対1のトレードが成立した。ガーディアンズはユーティリティ・プレーヤーのタイラー・フリーマンを放出し、ノーラン・ジョーンズを獲得。ジョーンズはもともとガーディアンズに所属していた選手であり、2022年以来3年ぶりの古巣復帰となった。ロッキーズは正二塁手候補のタイロ・エストラーダが右手首の骨折で離脱した穴を埋めること、さらには有望株ザック・ビーンのために外野のポジションを空けることを目的として、今回のトレードに動いたとみられる。
現在25歳のフリーマンは2020~22年に米公式サイト「MLB.com」のプロスペクト・ランキング全体トップ100に名を連ねていた元有望株。もともと内野手だが、メジャー3年目の昨季は外野にコンバートされ、自己最多の118試合に出場したものの、打率.209、7本塁打、32打点、11盗塁、OPS.626と結果を残せなかった。ロッキーズのビル・シュミットGMは「彼はショート、セカンド、センターを守る能力を持っている」とユーティリティ性を高く評価。エストラーダが復帰するまでのあいだは二塁手としての出場が多くなることが予想される。
現在26歳のジョーンズはもともとガーディアンズの有望株として期待されていた選手で、ロッキーズに加入した2023年に106試合の出場ながら20本塁打&20盗塁、OPS.931の好成績をマーク。しかし、移籍2年目の昨季は79試合で打率.227、3本塁打、28打点、5盗塁、OPS.641と大きく成績を落とした。ロッキーズとしては有望株ビーンのメジャー昇格が迫っているというチーム事情もあり、ジョーンズを放出することで外野の一角を空けた形となる。ジョーンズは「僕はプロ野球生活の最初の7年間をクリーブランドで過ごした。友人もたくさんいるし、クリーブランドに戻ることができて非常に興奮している」と大喜び。慣れ親しんだ古巣で自慢の強打を発揮することが期待される。