マリナーズ・藤浪がマイナーキャンプへ 開幕メジャーならず
2025.3.23 13:41 Sunday
日本時間3月23日、マリナーズはオースティン・シェントンとドミニク・キャンゾーンの2選手をマイナーAAA級タコマに降格させたことを発表。さらにローガン・エバンスと藤浪晋太郎の2選手をマイナーキャンプに配置転換したことも発表した。1月にマリナーズとマイナー契約を結び、招待選手としてスプリング・トレーニングに参加して開幕ロースター入りを目指していた藤浪だが、昨季に続いて渡米3年目の今季もメジャーの開幕ロースターに名を連ねることはできなかった。
現在30歳の藤浪は今春のオープン戦でここまで7試合に登板。失点したのは1イニングを投げ切れずに4失点と炎上した日本時間2月28日のジャイアンツ戦だけだったが、三者凡退に抑えた試合は1度もなく、7試合のうち6試合で四球を与えるなど、課題の制球難にも改善の兆しが見られず、マリナーズ首脳陣の信頼を勝ち取ることはできなかった。今春のオープン戦の成績は7試合で6回2/3を投げ、1ホールド、1セーブ、防御率5.40、被打率.182、WHIP1.80、奪三振率5.40、与四球率10.80となっている。
マリナーズはメジャー屈指の強力投手陣を誇るチーム。先発ローテーションの一角を担うジョージ・カービーが故障で出遅れるものの、その穴は元有望株のエマーソン・ハンコックが埋め、ローガン・ギルバート、ルイス・カスティーヨ、ブライス・ミラー、ブライアン・ウー、ハンコックの5人が開幕ローテーションを形成する。ブルペンは守護神アンドレス・ムニョス以外は知名度の低い投手ばかりだが、実力派が揃う。藤浪がこのままマリナーズのマイナーに残る場合、メジャー昇格を果たすためには、マイナーでかなりのアピールが必要になることが予想される。