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エンゼルスがスアレスとのトレードで右腕アンダーソンを獲得

2025.3.24 09:39 Monday

 日本時間3月24日、エンゼルスとブレーブスのあいだで1対1のトレードが成立した。エンゼルスは左腕ホセ・スアレスを放出し、右腕イアン・アンダーソンを獲得。両投手ともマイナー・オプションがなく、両球団はマイナーに落とせない投手同士を交換した形となる。エンゼルスはアンダーソンをスイングマン(谷間の先発とロングリリーフを兼任する投手)として起用する見込み。一方、ブレーブスはスアレスをロングリリーフ要員としてブルペンに入れるつもりのようだ。

 現在26歳のアンダーソンは2016年ドラフト1巡目(全体3位)指名でブレーブスに入団した元有望株。短縮シーズンの2020年にメジャーデビューし、2021年に9勝、2022年には自己最多の10勝を挙げたが、2023年にトミー・ジョン手術を受け、それ以降はメジャーのマウンドに立っていない。コンディションが万全であれば、先発ローテーションの一角を担うことができる投手だが、今春のオープン戦では20イニングを投げて防御率2.25を記録する一方で、奪三振10/与四球20と不安定な制球が目立っていた。

 現在27歳のスアレスはベネズエラ出身の左腕。エンゼルスが先発ローテーションの一角として期待をかけてきた投手であり、2021年から2年連続で8勝をマークしたが、2023年は11試合で防御率8.29、昨季も22試合で防御率6.02と不振が続いていた。昨年6月にはDFAとなり、ロースターの40人枠から外される屈辱も経験。9月にメジャー再昇格を果たしたものの、今春のオープン戦でも6試合で防御率6.55と不振が続き、戦力構想から外れていた。新天地ブレーブスで復調を目指すことになる。


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