ブリュワーズ退団のマーゴ タイガースとメジャー契約で合意
2025.3.24 10:21 Monday
日本時間3月24日、タイガースがマニュエル・マーゴとメジャー契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者などが伝えている。マーゴはブリュワーズとマイナー契約を結び、開幕ロースター入りを目指していたが、日本時間3月23日に解雇されて再びFAに。パーカー・メドーズとマット・ビアーリングの故障で中堅手が手薄になっていたタイガースがメジャー契約を提示し、走攻守三拍子揃った外野手の獲得に成功した。
現在30歳のマーゴはプロスペクト・ランキング全体トップ100にランクインしたこともある元有望株。2016年にパドレスでメジャーデビューし、パドレスとレイズで主力外野手として活躍したあと、昨季はツインズに移籍し、129試合に出場して打率.238、4本塁打、31打点、5盗塁、OPS.626を記録した。突出したツールはないものの、走攻守のバランスが取れていることが特徴。外野3ポジションを守れるだけでなく、左腕に強いため、非常に使い勝手のいい選手だ。
メドーズとビアーリングが離脱したタイガースは、オープン戦でハビアー・バイエズやスペンサー・トーケルソンの外野起用をテストするなど、外野手の人材不足に頭を悩ませていた。外野3ポジションを守れるマーゴの加入は、チームにとって大きな助けとなるはずだ。タイガースの外野は左翼にライリー・グリーンが入り、メドーズ不在の中堅にはウェンシール・ペレスが起用される見込み。強打のケリー・カーペンターがDHではなく右翼を守る可能性もあるが、カーペンターがDHに入る場合は、右翼には右打者のマーゴと左打者のザック・マキンストリーがプラトーンに近い形で起用されることになりそうだ。マーゴとしては故障者復帰までにアピールできるかどうかが重要になる。