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レッドソックスの有望株・キャンベルが開幕ロースター入りへ

2025.3.24 12:46 Monday

 日本時間3月24日、レッドソックスの有望株クリスチャン・キャンベルが開幕ロースター入りすることが明らかになった。米公式サイト「MLB.com」が関係者から得た情報として報じている。現在22歳のキャンベルは「MLB.com」のプロスペクト・ランキングで全体7位にランクインしている超有望株。2023年のドラフト指名からまだ2年未満だが、今季の開幕から二塁のレギュラーとして起用される見込みとなっている。

 キャンベルはプロ入り2年目の昨季、マイナー3階級合計で115試合に出場して打率.330、20本塁打、77打点、24盗塁、出塁率.439、OPS.997の好成績をマーク。今春のオープン戦では20試合で打率.167、1本塁打、2打点、0盗塁、出塁率.305、OPS.576と苦戦しているが、レッドソックスの首脳陣は開幕ロースターに抜擢することを決断した。レッドソックスが擁するプロスペクト・ビッグ3(キャンベル、ロマン・アンソニー、マルセロ・メイヤー)のうち、唯一の開幕ロースター入りとなる。レッドソックスはキャンベルがオープン戦で残した見た目の数字よりも「内容」を重視し、正二塁手に抜擢することを決めた模様。早い段階でメジャーに適応できれば、そのまま二塁のレギュラーに定着し、新人王争いに加わる可能性も十分にある。

 なお、キャンベルの開幕ロースター入りが決まったことは、メジャー3年目を迎える吉田正尚にとっては大きな「向かい風」となる。キャンベルが二塁を守るということは、新戦力のアレックス・ブレグマンが正三塁手を務めることを意味し、主砲ラファエル・デバースは主にDHで起用されることになる。よって、吉田は「打てる外野手」として存在感を示さねばならない。外野にもジャレン・デュラン、セダン・ラファエラ、ウィルヤー・アブレイユ、ロブ・レフスナイダーと戦力が揃っており、吉田は厳しいポジション争いを強いられることになりそうだ。


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