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Dバックスの新戦力バーンズはなぜ開幕5戦目に先発するのか

2025.3.25 16:20 Tuesday

 6年2億1000万ドルの大型契約で今季からダイヤモンドバックスに加わったコービン・バーンズ。新天地で開幕投手候補に挙がっていたが、最終的には開幕5戦目、日本時間4月2日に敵地ヤンキー・スタジアムで行われるヤンキース戦に先発することが決まった。開幕投手をザック・ギャレンに譲ったのは仕方ないとしても、なぜ開幕2戦目ではなく5戦目に投げることになったのか。そこにはバーンズのルーティーンへのこだわりが影響しているようだ。

 ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は、今季の開幕投手の決定を日本時間3月21日まで引き延ばした。その結果、オープン戦終盤のバーンズの登板スケジュールを調整することができず、バーンズの新天地デビューを開幕5戦目まで遅らせざるを得なくなってしまった。バーンズは日本時間3月22日のブリュワーズ戦に先発。開幕2戦目に投げる場合は、そこから中6日での登板ということになるが、ロブロ監督はバーンズがルーティーンを大切にする選手であることを最近まで把握していなかった。バーンズは中6日で開幕2戦目に登板するのではなく、中4日でシーズン開幕前日に調整登板を行うことを希望。その結果、バーンズが開幕カードのカブス4連戦で先発することは不可能になり、開幕5戦目に回ることになった。

 ロブロ監督はバーンズを開幕2戦目に起用できないことを「私のテクニカルなミスだ」と認めている。「彼は非常にルーティーンを重視する選手であり、私はそれを最近まで知らなかったんだ」とロブロ監督。バーンズは「僕が今ここに居られるのはルーティーンのおかげなんだ。ルーティーンを守ってきたから成功できた。新天地での初登板でそのルーティーンを変えたいか、と言われたら答えはノーだ」と語り、中6日での登板を拒否した理由を説明した。なお、中4日のルーティーンにこだわるバーンズだが、事前に相談があれば中5日や中6日の登板にも対応可能だという。ロブロ監督は今回の反省を生かし、今後は先発投手の登板スケジュールを決める際に、バーンズも必ず話し合いに参加させるつもりのようだ。


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