マリナーズが正捕手ローリーと契約延長　６年１億500万ドル

2025.3.26 10:27 Wednesday

　日本時間３月26日、マリナーズが正捕手カル・ローリーとの契約延長に合意したことが明らかになった。契約条件は６年１億500万ドルで、ＦＡまでの残り３年とＦＡ後の３年をカバーする契約となる。また、７年目にあたる2031年の契約はべスティング・オプションとなっており、全球団に対するトレード拒否権も盛り込まれているようだ（後払いはなし）。今オフは資金不足で満足な補強に動けなかったマリナーズだが、強打好守の正捕手との契約延長という大きな成果を得ることになった。

　現在28歳のローリーは2021年７月にメジャーデビュー。2022年に27本塁打、2023年に30本塁打と徐々に頭角を現し、昨季は自己最多の153試合に出場して打率.220、34本塁打、100打点、６盗塁、OPS.748をマークした。また、守備面の貢献度も非常に高く、昨季は自身初のゴールドグラブ賞に輝いただけでなく、プラチナグラブ賞にも選出。なお、ローリーは今オフ、代理人をスコット・ボラス氏からエクセル・スポーツ・マネジメントに変更しており、この代理人変更が今回の契約延長を後押ししたとみられている。

　６年１億500万ドルの内訳は、サインボーナスが1000万ドルで、年俸は今季が100万ドル、来季が1100万ドル、2027年が1200万ドル、2028～30年が各2300万ドルとなっている。2031年の契約については、ローリーが定められた条件をクリアすることによって、年俸2000万ドルの選手オプションが発生。このオプションには200万ドルのバイアウトが設定されており、このバイアウトを含めて、ローリーには６年間で１億500万ドルが保証されることになる。