ロッキーズがモニアックとメジャー契約　新天地で飛躍なるか

2025.3.27 10:36 Thursday

　日本時間３月27日、エンゼルスを解雇されたばかりのミッキー・モニアックがロッキーズとのメジャー契約に合意したことが明らかになった。米公式サイト「MLB.com」のマーク・フェインサンド記者によると、契約条件は１年125万ドル。モニアックはエンゼルスから契約解除金として48万4000ドルを受け取っているため、ロッキーズから受け取る年俸と合わせて、今季は173万4000ドルのサラリーを得ることになった。

　現在26歳のモニアックは2016年ドラフト全体１位指名でフィリーズに入団した元トップ・プロスペクト。2020年にフィリーズでメジャーデビューしたが、目立った活躍ができないまま2022年途中にエンゼルスへ移籍。2023年は85試合に出場して打率.280、14本塁打、45打点、６盗塁、OPS.802と飛躍の兆しを見せたものの、昨季は自己最多の124試合に出場しながらも打率.219、14本塁打、49打点、８盗塁、OPS.646と成績を落とした。

　モニアックはエンゼルスとの年俸調停の末、今季の年俸が200万ドルに決まっていたが、年俸調停を経て決定した年俸は全額が保証されるわけではないため、エンゼルスを解雇されたモニアックが受け取ったのは契約解除金の48万4000ドルだけだった。今回、ロッキーズとのメジャー契約で年俸125万ドルが保証されたため、モニアックはエンゼルスからの契約解除金と合わせて、今季は173万4000ドルを得ることになる。「打者天国」と呼ばれるクアーズ・フィールドを本拠地とするロッキーズへ移籍し、かつての有望株が本格的な開花のときを迎えるか注目される。