English Español 韓国語

2025年シーズン展望 ドジャースが今世紀初のWS連覇狙う

2025.3.27 12:27 Thursday

 日本時間3月28日、いよいよ2025年シーズンが本格的に開幕する。日本人選手は故障者リスト入りの吉田正尚(レッドソックス)とダルビッシュ有(パドレス)を除くと、大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希(いずれもドジャース)、鈴木誠也、今永昇太(ともにカブス)、菊池雄星(エンゼルス)、千賀滉大(メッツ)、菅野智之(オリオールズ)、前田健太(タイガース)、松井裕樹(パドレス)の10人が開幕ロースター入りする見込み。昨季王者のドジャースは今世紀初となるワールドシリーズ連覇に挑む。

 ナ・リーグは今オフも大補強を敢行した昨季王者のドジャースが大本命。昨季ドジャースを追い詰めたパドレスは戦力ダウンしており、西地区でドジャースの最大のライバルとなるのはコービン・バーンズを手に入れたダイヤモンドバックスだろう。東地区は「3強2弱」の争い。投打充実のフィリーズ、スペンサー・ストライダーとロナルド・アクーニャJr.が戻ってくるブレーブス、フアン・ソトを獲得したメッツが熾烈な優勝争いを繰り広げることになりそうだ。中地区はカイル・タッカーを獲得したカブスが戦力的に一歩リードしているように見えるが、他球団にも十分にチャンスがある。エリー・デラクルーズ(レッズ)やポール・スキーンズ(パイレーツ)といった若手スターの活躍次第では、昨季の下位球団が大躍進を遂げる可能性もありそうだ。

 ア・リーグは再建中のホワイトソックスを除く14球団がポストシーズン進出を狙っており、本命不在の大混戦。一時はヤンキースが本命視されていたが、ゲリット・コールなど故障者が続出したことにより、一気にわからなくなってきた。東地区はヤンキース、オリオールズの2トップのほか、レッドソックスとブルージェイズもオフの補強で戦力を整え、レイズも侮れない存在。中地区は昨季同様、ホワイトソックスを除く4球団が熾烈な争いを繰り広げるだろう。西地区は絶対王者のアストロズが戦力ダウンしており、強力投手陣を擁するマリナーズ、2023年王者のレンジャーズにも覇権奪取のチャンスがある。90勝未満の争いになれば、意外な積極補強を見せたアスレチックスやマイク・トラウトの完全復活が期待されるエンゼルスにもチャンスが出てくるだろう。ポストシーズン進出の6チームが昨季と全く異なる顔ぶれになっても決して不思議ではない。


spotvnow