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ドジャース劇的勝利 ベッツがサヨナラ弾含む2発 山本10K

2025.3.29 14:05 Saturday

【タイガース5-8×ドジャース】延長10回@ドジャー・スタジアム

 日本時間3月29日、ドジャースの山本由伸と大谷翔平がタイガース戦に先発出場し、チームの開幕4連勝に貢献した。先発投手の山本は5回2失点10奪三振の素晴らしいピッチングを披露。ドジャース打線も山本を援護し、6回にフレディ・フリーマンが同点2ラン、8回にムーキー・ベッツが勝ち越しソロ本塁打を放った。タイガースは9回に同点に、さらに10回には2点を勝ち越したが、ドジャースはベッツのサヨナラ3ランを含む5得点で逆転サヨナラ。無傷の開幕4連勝を飾った。

 ドジャースの先発・山本は初回から一死1・3塁のピンチを招いたが、4番スペンサー・トーケルソンをシンカーで空振り三振、5番コルト・キースをスプリッターで空振り三振に抑え、立ち上がりを無失点で切り抜けた。続く2回、一死から7番ディロン・ディングラーにソロ本塁打を献上したが、2回の3つのアウトは全て三振。決め球のスプリッターが今日は冴え渡った。しかし、3回も先頭のグレイバー・トーレスにソロ本塁打を許し、リードは0対2に。結局、山本は10三振を奪い、失点はソロ本塁打2本のみ。5回まで投げぬき、打線の援護を待った。

 一方、タイガースの先発は、昨季ドジャースで世界一に貢献したジャック・フラハティ。フラハティも山本に劣らない好投を見せ、5回一死まで1本の安打も許さず。しかし、6回一死1塁で3番フリーマンにスライダーを捉えられ、左中間に同点2ランを浴びてしまう。さらに8回裏には2番ベッツが勝ち越しソロ本塁打。体調不良に苦しんでいたベッツの今季初アーチは、待望の勝ち越し弾となった。

 ドジャースは1点リードの9回を守護神タナー・スコットに託し、逃げ切りを図ったが誤算。代打から出場のマニュエル・マーゴが二死2塁から同点タイムリーを放ち、タイガースは土壇場で同点に追いついた。さらに続く3番ライリー・グリーンのライト線への長打性の当たりで、一塁走者マーゴが本塁に突入。しかし、ここは右翼テオスカー・ヘルナンデスからなるカットプレーの好返球、そして捕手オースティン・バーンズの巧みなタッグプレーで、ドジャースが勝ち越しを防いだ。

 延長に突入した10回表、二死1・3塁から7番ディロン・ディングラーが放ったレフトへの小飛球を、左翼手マイケル・コンフォートが逸らし、走者2人が生還。2点を勝ち越したタイガースは逃げ切りを図ったが、10回裏にドジャースは7番コンフォートと代打ウィル・スミスのタイムリーで同点に。さらに1番大谷がライト前ヒットでチャンスを拡大すると、2番ベッツが一死2・3塁からサヨナラ3ラン本塁打を放ち、ドジャースが8対5で勝利した。

 ドジャースの大谷は「1番・DH」でスタメン出場。初回の第1打席は四球、4回の第2打席はセンターフライ、6回の第3打席はセカンドゴロ、8回の第4打席は見逃し三振、10回の第5打席はライト前ヒット。大谷は4打数1安打1四球で、今季の打率は.375、OPS1.287となっている。


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