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カブス・今永が7回1失点 粘投で今季初勝利 鈴木は3三振

2025.3.30 11:40 Sunday

【カブス4-3ダイヤモンドバックス】@チェイス・フィールド

 日本時間3月30日、カブスの今永昇太が米国本土で今季初先発をこなし、好投を見せた。今永は強力ダイヤモンドバックス打線を相手に7回1失点のパフォーマンスで、今季初勝利をマーク。カブス打線も新戦力カイル・タッカーに待望の初本塁打が出るなど、今永を援護した。カブスは4対3でダイヤモンドバックスを下し、これで開幕から2勝3敗に持ち直した。

 今永は2回、先頭に二塁打を許し、さらに2四球を与えて一死満塁のピンチを招いてしまう。しかし、ファーストゴロの間に先制点を献上したものの、後続2打者を内野ゴロに打ち取り、失点を1で留めた。今永は決して本調子ではなかったが、バックの好守にも助けられた。4回にも先頭を二塁打で出して一死2塁としてから、センターフライでタッチアップを試みた二塁走者を中堅手ピート・クロウ=アームストロングが好返球でアウトに。

 しかし5回、2番カイル・タッカーが勝ち越しの2ラン本塁打を放って援護点が入ると、今永はそこから1本の安打も許さず。終わってみれば7回まで投げ抜き、3安打2四球を与えながら、4奪三振で要所を締め続ける好投だった。今永は開幕第1戦と合わせ、防御率が0.82となっている。

 カブスはそこから2番手ポーター・ホッジ、3番手ライアン・プレスリーへとリレー。ダイヤモンドバックス打線も食い下がり、9回には前日にマルチ本塁打を放ったエウヘニオ・スアレスが2ラン本塁打で1点差に追い上げたが、カブスは4対3で逃げ切り。最後は遊撃手ダンズビー・スワンソンの好プレーで同点機の芽を摘んだ。東京シリーズではドジャースに連敗したが、ダイヤモンドバックスに対しては2勝1敗と勝ち越している。

 カブスの鈴木誠也は「3番・DH」でスタメン出場するも、4打数3三振と苦しんだ。今季は5戦全てで三振を喫し、既にシーズンで11三振。不振脱出の糸口を見つけたい。


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