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ヤンキースが歴史的一発攻勢 様々な記録を更新した9本塁打

2025.3.30 14:59 Sunday

【ブリュワーズ9-20ヤンキース】@ヤンキー・スタジアム

 日本時間3月30日、ヤンキースが記録的な本塁打ショーを見せ、ブリュワーズを粉砕した。初回、1~3番打者全員が初球を捉えて3者連続本塁打を放ったのを含め、9本塁打、20得点をマーク。先発のマックス・フリードも4回2/3を自責点2と試合を壊さず、ヤンキースは20対9で大勝を収めた。米公式サイト「MLB.com」がこの記録的な本塁打攻勢について報じている。

 ヤンキースは初回、1番ポール・ゴールドシュミット、2番コディ・ベリンジャー、3番アーロン・ジャッジが全員初球を叩いて3者連続本塁打。さらに6番オースティン・ウェルズも二死から2号ソロを放ち、一挙に4点を先制する。さらに続く2回も5番アンソニー・ボルピーが2号3ラン、3回にはジャッジが2号グランドスラム、ジャズ・チザムJr.が1号ソロ、そして4回もジャッジが3号2ランを放ち、序盤で大量リードを確保。7回には代打オズワルド・ペラザも2ランを放ち、9本塁打で20得点を積み上げた。

 1試合9本塁打はヤンキースの球団記録。さらに試合開始から3者連続本塁打と1回に4本塁打もヤンキースの球団史上初の快挙だった。さらにゴールドシュミット、ベリンジャー、ジャッジはいずれもMVP受賞経験者。MVP受賞経験者が試合開始から3者連続本塁打を放つのは、昨季9月1日のドジャース対ダイヤモンドバックス戦で、大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの3人が成し遂げて以来、史上2回目のことだ。

 2番打者として本塁打を放ったベリンジャーは今季からヤンキースに新加入。試合後も「バン、バン、バンという感じで、我々は3点リードしていた」と興奮冷めやらぬ様子でコメントした。「我々はこのラインアップ、選手層の厚さ、そしてこのロッカールームにいる選手たちを気に入っている」と、今日の試合はチームに大きな自信を与える結果となったかもしれない。

 一方で、ヤンキースは5つのエラーを犯し、先発のフリードも6失点を許した。20得点を挙げたものの9失点を許したディフェンスは要改善だろう。ただ、主砲ジャンカルロ・スタントンを故障で欠きながら、ヤンキース打線は依然として球界で最もパワフルな打線で変わりないようだ。


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