元盗塁王のルイーズがDFAに アスレチックスがペルドモ獲得
2025.3.31 09:09 Monday
日本時間3月31日、アスレチックスはエンゼルスからウエーバーで左腕アンヘル・ペルドモを獲得し、ロースターの枠を空けるために元盗塁王のエステウリー・ルイーズをDFAとしたことを発表した。2022年12月に三角トレードの目玉としてアスレチックスに加入し、翌2023年には67盗塁をマークしてア・リーグの盗塁王に輝いたルイーズだが、昨季は左手首の故障もあって出場機会が激減。JJ・ブレデイやローレンス・バトラーが成長を見せるなかで居場所を失い、完全に構想外となっていた。
現在26歳のルイーズはドミニカ共和国出身の外野手。2022年にマイナーで打率.332、16本塁打、85盗塁、OPS.973の好成績を残して一気に評価を上げ、アスレチックスは同年オフに正捕手ショーン・マーフィーをトレードで放出した際、対価の目玉としてルイーズの獲得に動いた。移籍1年目の2023年はレギュラーとして起用され、67盗塁でタイトル獲得。しかし、打率.254、出塁率.309、OPS.654と攻撃面の貢献度は低く、DRS-20と外野の守備でもチームの足を引っ張る場面が目立った。
昨季は開幕直後にマイナー降格となり、4月中旬に再昇格したものの、5月下旬に左手首を痛めて故障者リスト入り。その後、右ひざの故障にも苦しみ、わずか29試合の出場にとどまった。生き残りをかけた今春のオープン戦でも打率.121、出塁率.171、OPS.323と結果を残せず、3月中旬にマイナー降格が決定。すでに戦力構想からも外れており、今回のペルドモ獲得に伴ってDFAとなった。
現在30歳のペルドモはドミニカ共和国出身の救援左腕。2023年にパイレーツで30試合に登板して防御率3.72を記録したが、ブレーブスへ移籍した昨季はトミー・ジョン手術で全休。復活を目指した今季はトレードでエンゼルスに加入したが、移籍後わずか1週間でDFAとなっていた。マイナーオプションが残っていないため、チーム合流の準備が整い次第、メジャーのブルペンに加わることになるだろう。