English Español 韓国語

【達成間近の偉大な記録②】「唯一無二」の記録を積み上げる大谷とスター選手のマイルストーン

2025.3.31 18:50 Monday

 MLBの長い歴史のなかで2人だけが記録している200本塁打&15奪三振以上と、日本人選手最多本塁打を記録している大谷は、今季投打でそれぞれ節目に達成する可能性がある。そして、現在のMLBを代表する打者・投手の節目も注目されている。

 MLBで200本塁打を放ち、なおかつ15奪三振以上を記録しているのは、ベーブ・ルースと大谷翔平だけだ。ルースの通算714本塁打&488奪三振に対し、2023年に大谷は600奪三振に到達し、MLB史上で唯一、200本塁打&600奪三振を記録。今季は投手復帰の時期によるが、通算700奪三振の節目に到達する可能性がある。

 そして昨季、松井秀喜のMLB通算175本塁打をクリアして以降、日本人選手最多本塁打を更新し続けており、今季中には250本塁打の節目に到達する可能性も高い。日米通算300本塁打までは残り25本。到達すれば、城島健司の292本塁打、井口資仁の295本塁打を超え、松井秀喜(507)、中村紀洋(404)、福留孝介(327)に次ぐ4位となる。

 さらに今季注目されているのが、現在のMLBを代表するスター選手たちのマイルストーンだ。エンゼルスのマイク・トラウトは現在、通算378本塁打で、MLB史上59人目の400本塁打に迫っている。また、現在33歳のトラウトはすでに通算200盗塁以上を記録しており、34歳になる前に400本塁打&200盗塁以上を達成すれば、ウィリー・メイズ、サミー・ソーサ、アレックス・ロドリゲスに続く史上4人目となる。

 ヤンキースのアーロン・ジャッジはMLB史上最速の通算955試合で300本塁打に到達したが、残り31本となった350本塁打も最速で到達する勢いだ。今季35号が通算350号となるが、昨季の35号は99試合目。同時期に到達すれば1092試合前後となり、これまで最速だったマーク・マグワイアの1280試合を大幅に更新する。

 投手では、2人のベテランが通算3500奪三振に迫っている。ジャイアンツのジャスティン・バーランダーは3421奪三振、マックス・シャーザー(ブルージェイズ)は3408奪三振。どちらも健康ならば到達の可能性は高く、ウォルター・ジョンソン(3515)を超え、歴代9位浮上も視野に入っている。

 最後は復帰が待たれるドジャースのレジェンド、クレイトン・カーショウの通算3000奪三振だ。現在2968奪三振で、シーズン中に復帰できれば十分に達成可能だ。また、登板が実現すればドジャース史上最多の18シーズン出場記録に並ぶことになる。

 日本人選手ではほかに、カブスの鈴木誠也が日米通算1500安打、同250本塁打、エンゼルスの菊池雄星は通算1000奪三振、パドレスの松井裕樹は日米通算250セーブと、それぞれの節目に今季到達する可能性が高い。達成の瞬間を見逃さないよう、シーズン中は記録を随時チェックしよう。

spotvnow