レンジャーズ・イオバルディが今季初の「マダックス」を達成

2025.4.2 10:49 Wednesday

【レンジャーズ１－０レッズ】＠グレートアメリカン・ボールパーク

　日本時間４月２日、レンジャーズは敵地でのレッズ３連戦の２戦目を迎え、１対０で完封勝利。初回にワイアット・ラングフォードの一発で奪った１点を先発のネイサン・イオバルディが最後まで守り抜いた。イオバルディは99球で４安打完封を達成し、今季メジャー初の「マダックス」（100球未満での完封勝利）を記録するとともに今季初勝利をマーク。レッズ先発のカーソン・スパイアーズは６回３安打１失点の好投も今季初黒星を喫した。

　レンジャーズは１回表二死走者なしから３番ラングフォードの２号ソロで１点を先制。今日のイオバルディにはこの１点の援護だけで十分だった。

　イオバルディは最初の４イニングをパーフェクトに封じると、５回裏先頭のギャビン・ラックスに初安打を許したものの、この回も打者３人で無失点。６回裏と７回裏にも１安打ずつを許したが、レッズ打線に得点は与えず、８回裏は三者凡退に抑えた。９回裏は先頭打者にヒットを許し、二死後に暴投でピンチを招いたが、最後はエリー・デラクルーズをファーストゴロに打ち取って試合終了。99球で９イニングを投げ抜き、「マダックス」達成となった。

　レンジャーズの投手が「マダックス」を達成するのは2015年のコルビー・ルイス以来10年ぶり。35歳のイオバルディにとっては２年ぶり３度目の完封勝利であり、レンジャーズの投手が完封を記録するのも2023年のイオバルディ以来のことだった。３年契約で残留したベテラン右腕は今季も頼りになりそうだ。