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37歳のリンが現役引退を表明 メジャー13年間で143勝の右腕

2025.4.2 12:38 Wednesday

 日本時間4月2日、37歳のベテラン右腕ランス・リンは妻のポッドキャスト番組に出演し、現役引退を発表した。リンは「野球のシーズンが始まっていて、僕は今ソファーに座っている。そして、これからもここに居るつもりだ。だから、報告がある。僕は今、野球から正式に引退することを発表する」とコメント。通算143勝を挙げた右腕が13年間のメジャー生活にピリオドを打った。

 リンは13年間のメジャー生活のうち7シーズンをカージナルスでプレー。メジャーデビューした2011年にはワールドシリーズ制覇も経験した。翌2012年には自己最多の18勝を挙げ、自身初のオールスター・ゲーム選出。ホワイトソックス時代の2021年にはわずかに規定投球回に届かなかったものの、自己ベストの防御率2.69を記録し、2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしている。

 カージナルスのほか、ホワイトソックス、レンジャーズ、ツインズ、ドジャース、ヤンキースでプレーし、9度の2ケタ勝利を含む通算143勝99敗1セーブ、防御率3.74、2015奪三振を記録。メジャー13年目の昨季は7年ぶりに古巣カージナルスに復帰し、23試合に先発して7勝4敗、防御率3.84、109奪三振をマークした。

 全盛期は2019年から2021年までの3年間で、この期間は3年連続でサイ・ヤング賞投票の6位以内(5位→6位→3位)にランクイン。昨季の成績からもわかるように、まだ先発投手として十分にやれるだけの力を持っているが、昨季終了後にカージナルスからFAとなったあと、現役続行を決意させるようなオファーは届かず、2025年シーズンが開幕した直後のタイミングで引退を表明することになった。


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