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パイレーツの守護神ベッドナーがマイナー降格 防御率27.00

2025.4.2 15:59 Wednesday

 日本時間4月2日、パイレーツはメジャー昇格を果たした有望株トーマス・ハリントンと入れ替えで守護神デービッド・ベッドナーをマイナーAAA級インディアナポリスへ降格させたことを発表した。ベッドナーは2022年から2年連続でオールスター・ゲームに選出され、2023年には最多セーブのタイトルも獲得したパイレーツの守護神。しかし、昨季は防御率5点台と不振に喘ぎ、今季も3試合に登板した時点で0勝2敗1セーブ、防御率27.00と精彩を欠いていた。

 ベッドナーのマイナー降格について、デレック・シェルトン監督は「デービッドという人物が誰なのかということ、そしてパイレーツにおける彼の実績を考えると、これは難しい話し合いだった。しかし、より重要なのは彼を正しい状態に戻すことであり、それはもちろん我々にとっても大事なことだ」とコメント。守護神のプライドを傷つける可能性もあったが、重要な戦力として本来の姿を取り戻してもらうために、マイナー降格という苦渋の決断をしたようだ。

 なお、シェルトン監督はベッドナーに代わる新クローザーについて明言を避けている。しばらくのあいだはクローザーを固定するのではなく、相手打線とのマッチアップを考慮しながら、コリン・ホルダーマン、ケイレブ・ファーガソン、デニス・サンタナらを使い分けていくことになりそうだ。

 現在30歳のベッドナーは2021年1月にパドレスからトレードで加入。この年に61登板で防御率2.23とブレイクを果たすと、翌2022年の途中からクローザーに定着し、2023年には自己最多の66登板で3勝3敗39セーブ、防御率2.00の好成績をマークした。しかし、昨季は62登板で防御率5.77と大幅に成績が悪化。今季もここまで被打率.571、WHIP6.00と本来の姿からかけ離れたピッチングに終始しており、シェルトン監督は「投球の組み立て、コントロール、投球フォーム、あらゆるものを見直す必要があるかもしれない。彼と話し合っていきたい」と語っている。


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