パドレスがメリルと9年1億3500万ドルで契約延長に合意
2025.4.2 23:00 Wednesday
球団新記録となる開幕6連勝の好スタートを切ったパドレスに明るいニュースが飛び込んできた。米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者が報じたところによると、パドレスは21歳の若きスター外野手、ジャクソン・メリルと9年1億3500万ドルの大型契約を結ぶことで合意に至ったようだ。まだメジャーでの実績は1年しかないメリルだが、早期の契約延長が実現。今回の9年契約は来季からスタートし、2034年シーズンまでをカバーするものとなる。
マレー記者によると、今回の9年1億3500万ドルの契約には10年目(2035年シーズン)の球団オプションが付属しており、その金額は3000万ドル。また、MVP投票の順位などによって各年の年俸が上昇し、総額は最大で2億400万ドルになるという。さらに「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、メリルが契約期間中に1度でもMVP投票のトップ5にランクインした場合、10年目の球団オプションは選手オプションに変更されるようだ。
現在21歳のメリルは2021年のドラフトでパドレスから1巡目(全体27位)指名を受けてプロ入り。将来有望な遊撃手として期待されていたが、外野手が不足しているチーム事情もあり、メジャー1年目の昨季は開幕から正中堅手として起用された。惜しくも新人王は逃したものの、156試合に出場して打率.292、24本塁打、90打点、16盗塁、OPS.826の好成績をマーク。試合終盤の重要な場面で貴重な本塁打を連発し、チームのポストシーズン進出に大きく貢献した。
今季はチームが開幕6連勝の好スタートを切るなかで、メリル自身も打率.400(20打数8安打)、1本塁打、6打点、OPS1.035の好成績をマーク。まだメジャー2年目だが、着実にスーパースターへの階段を上っている。そのメリルを長期にわたって保有できることが決まったのはパドレスにとってこの上ない朗報と言えそうだ。