Dバックスがマルテと7年1億1650万ドルで契約延長に合意
2025.4.3 06:54 Thursday
日本時間4月3日、ダイヤモンドバックスが正二塁手ケテル・マルテとの契約延長に合意したことが明らかになった。米公式サイト「MLB.com」でダイヤモンドバックスを担当するスティーブ・ギルバート記者が伝えている。ダイヤモンドバックスはマルテと2027年までの5年契約を結んでいたが、今季を含めた残り3年の契約に4年6400万ドル分が追加され、7年間の総額は1億1650万ドルとなるようだ。2031年シーズンまでの契約となるが、マルテは2030年シーズン終了後にオプトアウトすることができる。
現在31歳のマルテはダイヤモンドバックス打線を牽引する強打の二塁手。メジャー10年目の昨季は136試合に出場して打率.292、36本塁打、95打点、7盗塁、OPS.932の好成績をマークし、5年ぶり2度目のオールスター・ゲーム選出を果たしただけでなく、自身初のシルバースラッガー賞に輝き、MVP投票では自己最高の3位にランクインした。2023年にはリーグ優勝決定シリーズのMVPに選出されるなど、チームのリーグ優勝に大きく貢献している。
マルテは2022年3月に5年7600万ドルの契約延長に合意。この5年契約は2023年からスタートし、今季を含めてあと3年残っていた。今回の契約延長は現行の契約を見直すものとなり、新たに7年1億1650万ドルの契約が結ばれることになる。なお、地元メディア「アリゾナ・リパブリック」のニック・ピエコロ記者によると、1億1650万ドルのうち4600万ドルは後払いになるという。
また、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェシー・ロジャース記者によると、マルテは定められた条件をクリアすることにより、7年間で最大1億4950万ドルを得られるようだ。さらに、5球団に対するトレード拒否権も含まれているという。ただし、マルテは来季の早い段階でサービスタイムが10年に到達するため、サービスタイム10年以上かつ同じチームで5年以上プレーした選手に与えられる「全球団に対するトレード拒否権」をまもなく獲得することになる。