ドジャースが元盗塁王ルイーズ獲得 マイナー右腕とトレード
2025.4.3 07:10 Thursday
日本時間4月3日、ドジャースは2023年にア・リーグ新人記録の67盗塁をマークしたエステウリー・ルイーズを獲得したことを発表した。元盗塁王をトレードで獲得する対価として、マイナー右腕のカルロス・デュランをアスレチックスへ放出している。また、ロースターの枠を空けるために、トミー・ジョン手術のリハビリに取り組んでいるカイル・ハートを15日間の故障者リストから60日間の故障者リストに移行させた。
現在26歳のルイーズは日本時間3月31日の時点でアスレチックスからDFAとなっていた。爆発的なスピードを持ち、メジャー2年目の2023年には132試合に出場して打率.254、5本塁打、47打点、67盗塁、OPS.654を記録したが、出塁率は.309と低く、守備面でも外野3ポジション合計でDRS-20と未熟ぶりを露呈。昨季は手首やひざの故障もあって出場機会が激減し、メジャーではわずか29試合の出場に終わっていた。
ドジャースがルイーズをどのように起用していくのか現時点では不透明だが、シーズン終盤の重要な場面やポストシーズンの戦いにおいて「代走の切り札」として起用する構想があるのかもしれない。もちろん、ルイーズが期待通りの成長を見せた場合には外野のレギュラーに定着する可能性もあるだろう。ルイーズには2022年にマイナーで打率.332、16本塁打、65打点、85盗塁、出塁率.447、OPS.973をマークした実績があり、2023年以降もマイナーでは好成績を残し続けている。
ドジャースが放出したデュランは現在23歳のドミニカ共和国出身の右腕。2018年3月にプロ入りし、昨季はマイナー3階級合計で19試合に先発して0勝6敗ながら防御率3.71、奪三振率12.32とまずまずの成績を残していた。すでにマイナー最上位のAAA級に到達しており、新天地アスレチックスでメジャー昇格を目指す。