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カブス・今永が快投 開幕7連勝中のパドレス退ける

2025.4.5 05:58 Saturday

【パドレス1-3カブス】@リグレー・フィールド

 日本時間4月5日、カブスの今永昇太が今季まだ無敗のパドレスとの一戦に先発し、好投を見せた。今永は今季初本塁打を献上しながらも、8回途中1失点のパフォーマンス。降板時は本拠地のファンからスタンディングオベーションを受けた。開幕7連勝中だったパドレスは同点の5回、ピンチの場面で登板した松井裕樹が不運な打球2本(内野安打とエラー)によって勝ち越しを許してしまった。また、カブスの鈴木誠也は無安打に終わっている。

 今永は試合開始から8打者連続で打ち取っていたが、9番のマーティン・マルドナードに今季初本塁打となるソロ本塁打を献上。試合は1対1の同点となる。しかし、バックの助けも得ながら、今永は粘り強い投球を展開。最終的に7.1回を投げて自責点は1、奪三振4で四球はなかった。8回一死で降板した今永に対し、本拠地開幕戦に詰め寄せたシカゴのファンはスタンディングオベーションを送った。

 好投の今永を援護したいカブス打線は初回、パドレス先発のランディ・バスケスの3連続四球で押し出しとなり、幸先よく1点を先制。さらに5回は二死から単打と2四球で満塁のチャンスを作ると、ここで先発バスケスをKO。後を受けた2番手・松井裕樹に対し、代打ジャスティン・ターナーは三遊間へ鋭い打球を放った。パドレスの遊撃手ザンダー・ボガーツはそれを横っ飛びで好捕して二塁へ転送したが、一塁走者・鈴木誠也が激走で二塁でのセーフ判定をもぎ取り、これが内野安打となる。さらに続く打者の打球も三塁手マニー・マチャドのエラーを誘い、カブスは3対1で勝ち越した。

 今永の後を受けたカブスブルペンはポーター・ホッジ、ライアン・プレスリーがリードを守り、4連勝をマーク。先発の今永に今季2勝目(0敗)が付いた。一方のパドレスは開幕から無傷の7連勝を記録していたが、連勝は潰えた。

 カブスの鈴木誠也は「3番・DH」でスタメン出場し、3打数無安打1四球1三振に終わった。

 パドレスの松井裕樹は5回二死満塁からリリーフ登板。先頭打者に内野安打を許すと、続く打者の当たりは三塁手マチャドのエラーを誘ってしまった。ただ、いずれの走者も先発投手から引き継いだもので、松井の失点はなし。今季の防御率は引き続き0.00を維持している。


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