ジャイアンツ７連勝で首位浮上　フローレスがサヨナラ打を放つ

2025.4.7 08:20 Monday

【マリナーズ４－５ｘジャイアンツ】＠オラクル・パーク

　日本時間４月７日、ジャイアンツはマリナーズ３連戦の最終戦を迎え、９回裏に代打ウィルマー・フローレスのタイムリーでサヨナラ勝ち。アストロズ３連戦に続いてマリナーズ３連戦もスイープし、７連勝でナ・リーグ西地区の首位に浮上した。ジャイアンツ５番手のカミロ・ドバルは「あと１球」から同点打を浴びたが、チームのサヨナラ勝ちに助けられ、今季初勝利をマーク。マリナーズ４番手のグレゴリー・サントスはサヨナラ打を浴び、今季初黒星を喫した。

　ブライアン・ウー（マリナーズ）とジョーダン・ヒックス（ジャイアンツ）の両先発で始まった一戦は、マリナーズが１回表一死からフリオ・ロドリゲスの３号ソロで先制。３回表先頭のカル・ローリーにも２号ソロが飛び出し、２点をリードした。

　しかし、６連勝中のジャイアンツは４回裏一死１・２塁からエリオット・ラモスのタイムリーで１点を返すと、次打者マイク・ヤストレムスキーに１号３ランが飛び出し、４対２と逆転に成功。マリナーズも食らいつき、６回表にライアン・ブリスのタイムリーで１点差に詰め寄ると、９回表二死１・３塁、カウント２－２からランディ・アロザレーナがタイムリー二塁打を放ち、４対４の同点となった。

　９回裏、ジャイアンツは二死２塁のチャンスで代打フローレスが登場。初球の98.2マイルのシンカーをライト前に弾き返し、二塁走者が生還して劇的なサヨナラ勝ちとなった。これでジャイアンツは７連勝となり、ドジャースを勝率差で上回って地区首位に浮上。開幕９試合で８勝以上を挙げるのは球団史上６度目である。なお、米公式サイト「MLB.com」のサラ・ラングス記者によると、同地区の２チームが開幕９試合で８勝１敗以上の好スタートを切るのは史上初。３位パドレスも含め、ナ・リーグ西地区では開幕直後からハイレベルな争いが繰り広げられている。