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投手陣に故障者続出のブリュワーズが右腕プリースターを獲得

2025.4.8 06:41 Tuesday

 日本時間4月8日、ブリュワーズはレッドソックスとのトレードで若手右腕クイン・プリースターを獲得したことを発表した。先発投手に故障者が続出するなかでの緊急補強であり、ロースターの枠を空けるために右腕グラント・ウルフラムがDFAとなっている。なお、プリースターを放出したレッドソックスは、トレードの対価としてマイナー外野手のヨフェリー・ロドリゲスのほか、戦力均衡ラウンドAのドラフト指名権と後日指名選手1名を獲得している。

 現在24歳のプリースターは2019年ドラフト1巡目(全体18位)指名でパイレーツに入団し、米公式サイト「MLB.com」のプロスペクト・ランキング全体トップ100にランクインした経験もある元有望株。2023年にメジャーデビューし、昨年7月にニック・ヨークとの有望株同士のトレードでレッドソックスへ移籍した。ここまでメジャー2年間で通算6勝にとどまっているが、投手育成に定評のある新天地ブリュワーズでブレイクが期待される。

 ブリュワーズがこのタイミングでプリースターの獲得に動いたのは先発投手に故障者が続出しているからだ。アーロン・アシュビー、ロバート・ガッサー、DL・ホール、ブランドン・ウッドラフのほか、トバイアス・マイヤーズ、アーロン・シバーリ、ネスター・コルテスも故障者リスト入り。エースのフレディ・ペラルタ以外はタイラー・アレクサンダー、エルビン・ロドリゲス、チャド・パトリックとかなり苦しい台所事情となっている。そうした状況もあり、プリースターは移籍後すぐに先発ローテーションに加わる見込みだ。

 レッドソックスが獲得したロドリゲスは19歳の外野手で、米公式サイト「MLB.com」ではブリュワーズ組織内で7位の有望株という評価を受けていた。2023年1月に契約金150万ドルでプロ入りし、昨季はマイナーA級で110試合に出場して打率.250、7本塁打、60打点、7盗塁、OPS.726を記録している。


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