ブレーブス・ストライダーが戦列復帰 6回途中2失点の力投
2025.4.17 09:09 Thursday
【ブレーブス1-3ブルージェイズ】@ロジャース・センター
日本時間4月17日、ブレーブスは敵地ロジャース・センターでのブルージェイズ3連戦の最終戦を迎え、右ひじの手術から復帰したスペンサー・ストライダーが今季初登板。6回途中2失点の力投を見せたが、打線の援護がなく、1対3で敗れた。3連戦を2勝1敗の勝ち越しで終えたブルージェイズは、先発のクリス・バシットが2勝目、5番手のジェフ・ホフマンが4セーブ目をマーク。ストライダーには今季初黒星が記録された。
昨季わずか2登板に終わったストライダーの今季初登板はブレーブス首脳陣を安心させる出来だったと言っていいだろう。初回先頭のボー・ビシェットに対し、96.7マイルと97.1マイルの速球で簡単に追い込み、外角低めに逃げるスライダーで空振り三振。5回裏にはアディソン・バージャーからこの試合5つ目の三振を奪い、全登板の半分以上を先発が占める投手としては史上最速となる334イニングで通算500奪三振を達成した。
3回裏にブラディミール・ゲレーロJr.のタイムリーで先制を許し、6回裏にはゲレーロJr.に1号ソロを浴びたものの、6回途中まで97球を投げて被安打5、奪三振5、与四球1、失点2の力投。「僕の仕事は復帰することではない。チームを助けるためにここにいるんだ」とストライダー自身は満足していない様子だったが、速球とスライダーのコンビネーションは健在で、今後の完全復活に向けて期待を抱かせる内容であったことは間違いない。
ブレーブスは7回裏にビシェットのタイムリー二塁打でリードを広げられ、9回表に有望株ドレイク・ボールドウィンのメジャー初本塁打となる1号ソロで1点を返したが、1対3で敗戦。1番マイケル・ハリス2世と2番オースティン・ライリーがともに4打席4三振を喫するなど、ブルージェイズ投手陣に19個の三振を奪われた。なお、ブルージェイズの19奪三振は9イニングの試合では球団新記録となっている。