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成績不振のロッキーズが打撃コーチを解任 後任はハードル氏

2025.4.18 09:13 Friday

 日本時間4月18日、メジャーワーストの3勝15敗と苦戦が続くロッキーズはヘンスリー・ミューレンス打撃コーチの解任を発表した。ビル・シュミットGMは「我々は得点を生み出すことができていない。攻撃面で苦戦が続いており、変化が必要だと考えた」と打撃コーチ交代の意図を説明。後任にはチームの元監督であるクリント・ハードル氏が就任することになった。

 今季のロッキーズは若手主体の打線となっており、チーム打率.220はリーグワースト4位。粗っぽい打撃が目立ち、ここまでリーグ最多の195三振を喫していた。パドレス3連戦で3試合連続の完封負けを喫し、32イニング連続無得点の球団ワースト記録を樹立するなど得点力不足は顕著で、日本球界でのプレー経験もあるミューレンス打撃コーチ(日本での登録名はミューレン)が責任を取らされる形となったのは致し方ない面もある。

 ミューレンスの後任となるハードル氏は2002~09年にロッキーズの監督を務めていた人物であり、2007年に球団史上唯一のリーグ優勝を成し遂げた実績を持つ。1994~96年にロッキーズ傘下のマイナー、1997~2002年にはロッキーズで打撃コーチを務め、ロッキーズの監督を解任されたあと、2010年はレンジャーズで打撃コーチ、2011~19年にはパイレーツの監督を務めた。その後、ロッキーズに戻り、GM付きの特別アシスタントとして活動していたが、打撃コーチ就任が決まり、豊富な経験をチームに還元する働きが期待されている。

 シュミットGMは「三振が多く、得点力がなかなか上がらない状況が続いている。今回のコーチ変更が問題解決の手助けになると思っている。クリントは(特別アシスタントとして)若手野手たちとマイナーで一緒に活動してきたから、選手たちのことをよく知っている。彼との接点がない選手は数人しかいない」と語り、チーム状況が好転することに期待を寄せた。


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