ドジャース・山本が圧巻の7回無失点 CY賞2度デグロムに投げ勝つ
2025.4.19 11:33 Saturday
【ドジャース3-0レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド
日本時間4月19日、山本由伸とジェイコブ・デグロムによる投げ合いが実現。デグロムが7回1失点の好投を見せると、山本は7回無失点でそれを上回るパフォーマンスを披露した。ドジャースはトミー・エドマンのナ・リーグトップタイの7号ソロで得たリードを守り、3対0で僅差の試合を勝ち取った。
ドジャースは大谷翔平が「父親リスト」に入り、定位置の1番にはトミー・エドマンが代役として入った。すると、エドマンはデグロムの高めの剛速球を捉え、右中間に先制のソロ本塁打。フィリーズのカイル・シュワーバーに並んでナ・リーグ1位の7本塁打目で、ドジャースに先制点をもたらした。
援護を受けた山本由伸はレンジャーズ打線を寄せ付けず。7回で10三振を奪い、5安打で四球はゼロと圧巻の内容だった。山本はスプリッターを全球種中最多の30%の割合で投じ、7個の空振りをマーク。その他、カーブでも6個、4シームでも4個、スライダーでも3個の空振りを奪うなど、持ち味の多彩なレパートリーを存分に発揮した。山本の防御率は0.93に下がり、規定投球回以上投げたナ・リーグの投手の中ではトップに。さらに38奪三振もナ・リーグ2位、3勝目もリーグトップタイに並び、投手三冠レースで最上位に食い込んでいる。
レンジャーズのデグロムも、エドマンへの先頭打者弾以降は完璧な投球を展開。7回でわずか3安打しか許さず、7奪三振1四球と、今季では最高のピッチングを見せた。しかし、レンジャーズ打線はデグロムを援護できず、ドジャースの2番手カービー・イェーツ、3番手タナー・スコットに対しても沈黙した。ドジャースは9回にもエドマンを起点にテオスカー・ヘルナンデスのタイムリーなどで追加点を奪い、今季15勝目につなげた。