アストロズ22歳新人のマルチＨＲにパドレス沈む　松井は１失点

2025.4.19 14:11 Saturday

【パドレス４－６アストロズ】＠ダイキン・パーク

　日本時間４月19日、アストロズの新人キャム・スミスが２本塁打を放つ活躍を見せ、アストロズを勝利に導いた。スミスは２回に逆転３ランを放つと、４回にも追加点となるソロ本塁打を放ち、アストロズの６得点に貢献。先発の新人ライアン・ガストは９安打を浴びながら、５回を２失点にまとめてキャリア２勝目を挙げた。パドレスは先発のカイル・ハートが５失点と苦戦。３番手として登板した松井裕樹は１回１失点だった。

　２回表に１点を先制されたアストロズは２回裏、二死２・３塁から９番キャム・スミスが３ラン本塁打を放って逆転。互いにタイムリーで加点して４対２で迎えた４回にも、スミスはソロ本塁打を放って追加点をもたらし、アストロズは５対２とリードした。

　７回、パドレスはアストロズの３番手ベン・キングを攻め、２番ルイス・アライズの３号２ランで１点差に詰め寄る。１点差に詰め寄ったパドレスは８回から松井裕樹を投入。松井は先頭に四球を与えてから二死を奪ったが、二死１塁からタイムリーシングルを浴びてしまう。一塁走者のジェレミー・ペーニャは好判断で一気に一塁から本塁を陥れ、大きな追加点をアストロズにもたらした。松井は今季８登板目で２回目の自責点。防御率は2.25となっている。

　その後、アストロズはブライアン・アブレイユ、ジョシュ・ヘイダーの勝利の方程式が反撃を封じ、２点差で逃げ切りに成功。今季９勝目をマークし、借金を１に減らした。一方のパドレスは今季５敗目を喫したが、ナ・リーグ西地区の首位をキープしている。ナ・リーグ西地区はジャイアンツとダイヤモンドバックスが共に敗れ、ドジャースが４連勝で首位パドレスに0.5ゲーム差の２位に浮上。混戦模様が続いている。

　勝利の立役者となったアストロズのスミスは、昨季2024年ドラフトで指名されたばかりの22歳。プロ入りはカブスだったが、今オフにカイル・タッカーとのトレードでアストロズに加わった。マイナー経験はわずか32試合ながら、スプリングトレーニングで大活躍を見せ、開幕ロスターに抜擢。今季は15試合で３本塁打、OPS.745と既に非凡さを発揮している。