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エンゼルス連敗ストップ 復帰のネトが決勝打 ウェブは快投及ばず

2025.4.19 15:57 Saturday

【ジャイアンツ0-2エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

 日本時間4月19日、4連敗中のエンゼルスは本拠地に好調のジャイアンツを迎えて3連戦がスタート。初戦はジャイアンツのエースであるローガン・ウェブと対する厳しいマッチアップだったが、先発のタイラー・アンダーソンが6回無失点の好投を見せた。さらに打線も今日が復帰戦のザック・ネトがタイムリー二塁打で決勝点をもたらし、2対0で勝利。連敗を止め、貯金生活に復帰した。

 エンゼルスは2回、二死からノーラン・シャニュエルが二塁打を放ち、今日復帰のネトも続いてタイムリー二塁打を放って先制。さらに続く打者の三遊間への当たりをジャイアンツの三塁手マット・チャップマンが弾き、そのエラーの間にエンゼルスは2点目を加えた。

 2失点(自責は1)を喫したジャイアンツの先発ウェブはその後立ち直り、奪三振ショーを披露。本来はシンカー主体で打たせて取るスタイルが真骨頂だが、今日は決め球のチェンジアップが冴え渡った。27球投じたチェンジアップの内、14球が打者のスイングを誘い、そして11回の空振りを奪取。6回を投げて無四球、そして12奪三振は自身のキャリアハイだった。

 しかし、ジャイアンツ打線はエースの快投に報いることができず。エンゼルス先発のタイラー・アンダーソンは120キロ台のチェンジアップを駆使して8つの空振りを奪い、ジャイアンツ打線を6回無失点6奪三振と翻弄。その後、ブロック・バーク、ライアン・ゼファージャン、ケンリー・ジャンセンも無失点で繋ぎ、総得点メジャー3位のジャイアンツ相手に完封勝利を挙げた。

 ここまで10勝9敗でア・リーグ西地区2位に着け、エンゼルスは想像以上に好調なスタートを切っている。ただ、肩の故障で出遅れていた正遊撃手ネトの穴埋めには苦労し、エンゼルスの遊撃手は今季OPS.344と低迷していた。攻守の柱といえるネトが復帰したことで、エンゼルスはこのスタートダッシュを維持し、西地区にサプライズを起こすかもしれない。


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