ドジャースがガルシアの逆転サヨナラ弾に沈む 佐々木の初勝利消える
2025.4.20 07:37 Sunday
【ドジャース3-4×レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド
日本時間4月20日、レンジャーズが劇的な逆転サヨナラ勝利でドジャースを下した。先発の佐々木朗希は2ラン本塁打で2失点を喫したが、キャリアで初めて6回まで投げ抜き、クオリティ・スタートを記録。先制されたドジャース打線もフレディー・フリーマンの2ラン本塁打とマックス・マンシーのタイムリーで逆転。しかし、1点リードの9回にカービー・イェーツが崩れ、アドリス・ガルシアが逆転サヨナラ2ラン本塁打を突き刺した。まさかの展開で佐々木の初勝利は消え、レンジャーズが劇的な勝利を手にした。
ドジャースの佐々木朗希は、今日は4シームの平均球速が約152キロ(94.7マイル)にとどまった。奪った三振は4、空振りは8に過ぎなかったが、変化球で打たせて取る老獪な投球を展開。今日は4シームの割合が今季最低の38%に留まった一方、スライダーの投球割合が自己最多の32%に上った(MLBデータサイト「ベースボール・サーヴァント」参照)。
球速がいつにもまして低い4シームをゾーンに集めた弊害か、佐々木は9本のハードヒット(打球初速95マイル以上の打球)を浴びた。しかし、失点は3回にカイル・ヒガシオカに浴びた2ラン本塁打のみに制限。初回には、強打者コリー・シーガーの左中間への本塁打性の当たりを中堅手アンディ・パヘスがキャッチするなど、パヘスの前回登板に次ぐ本塁打キャッチにも助けられた。
ドジャース打線は4回、先頭の2番ムーキー・ベッツが単打で出塁すると、3番フレディー・フリーマンが4号2ランで呼応。一気に同点に追いつくと、二死2塁から不振の7番マックス・マンシーに逆転のタイムリー二塁打が飛び出した。援護を受けた佐々木は4回を三者凡退、5回はヒガシオカに単打を浴びながら無失点、6回は四球で出した走者を6ー4-3のダブルプレーで帳消しにし、リードを守った。
ドジャースは佐々木の後を受けた3投手が無失点リレーを見せ、9回をカービー・イェーツに託した。しかし、イェーツは先頭の3番ジョシュ・スミスに二塁打を浴びると、続く4番アドリス・ガルシアに4号逆転サヨナラ2ランを被弾。レンジャーズが劇的な逆転サヨナラ勝利を手にし、佐々木のメジャー初勝利は露と消えてしまった。