ガーディアンズがパイレーツに完封勝利 スキーンズは好投も援護なし
2025.4.20 08:15 Sunday
【ガーディアンズ3-0パイレーツ】@PNC・パーク
日本時間4月20日、ガーディアンズはパイレーツとの投手戦を制し、3連勝をマークした。パイレーツの先発はポール・スキーンズ、対するガーディアンズはベテランのベン・ライブリーとガーディアンズ不利のマッチアップで始まったが、ライブリーは5.1回を無失点に抑える好投を披露。打線もスティーブン・クワンのタイムリーとカイル・マンザードのソロ本塁打でスキーンズを攻略。パイレーツはまたも打線が沈黙し、スキーンズのボブルヘッドデーに駆けつけた37713人のファンに勝利を届けられなかった。
昨季の新人王ポール・スキーンズの初のボブルヘッドデーということもあって、PNC・パークは普段より活況だった。米公式サイト「MLB.com」によれば、試合の3時間半前からロベルト・クレメンテ橋を埋め尽くすほどのファンが集まっていたという。当初は先着2万人のファンのみにボブルヘッドが配布される予定だったが、パイレーツは今日来たファン全員にボブルヘッドを贈ることを急遽決定した。
ただ、パイレーツは集まった大観衆に勝利をプレゼントすることはできなかった。今日の主役である先発のスキーンズは7回2失点の好投を見せたが、打線はそれを援護できず。ガーディアンズ先発のベン・ライブリーの前に5.1回無得点3三振と沈黙し、その後の再三のチャンスも、ガーディアンズが誇る鉄壁のリリーフ陣に摘まれてしまった。
スキーンズは結局、3回一死3塁から1番スティーブン・クワンに浴びたタイムリー、7回に4番カイル・マンザードに浴びた5号ソロが命取りに。今季も5先発で防御率2.87と快調な出だしだが、チームはその5試合で2勝3敗とスキーンズの登板試合を活かせていない。
パイレーツは既に8勝14敗でナ・リーグ中地区最下位に沈んでいる。今季のチームOPS.602はMLB28位と、何がチームに足りていないかは明白。ファンが求めているものはスキーンズのボブルヘッド以上に、スキーンズを援護できる打者かもしれない。