レイズが最終回に4点ビハインドを追いつく 劇的なサヨナラ勝利
2025.4.20 08:55 Sunday
【ヤンキース8-10×レイズ】(延長10回タイブレーク)@ジョージ・M・スタインブレナー・フィールド
日本時間4月20日、レイズが9回4点ビハインドから、劇的なサヨナラ勝利を手にした。レイズは4点をリードされた9回、ヤンキースの守護神デビン・ウィリアムズから3連続タイムリーで4得点。タイブレークに突入した10回、ジョナサン・アランダがサヨナラ2ランを放ち、ヤンキースを10対8で下した。ヤンキースは守護神がまさかの誤算で、連勝が5でストップ。
ヤンキース打線は序盤からレイズ先発のシェーン・バズを攻め立てる。ヤンキースは初回、死球と連打で満塁のチャンスを作るとダブルプレーの間に先制点を、さらにジャズ・チザムJr.のタイムリーで2点目を挙げる。2回にも好調の7番トレント・グリシャムが5号ソロで追加点。そして1点を返された4回表にも、2番アーロン・ジャッジのタイムリーなどで3点を加えた。
レイズは4回にジェイク・マンガムとベン・ロートベットのタイムリーで3点を返したが、9回にもヤンキースに2点の追加点を奪われ、ビハインドは4点に拡大。最終回のヤンキースのマウンドには守護神デビン・ウィリアムズが上がり、敗戦は必至かと思われた。しかし、一死1・2塁から前日にデビューしたばかりの有望株チャンドラー・シンプソンがメジャー初安打となるタイムリー二塁打、そして2番ヤンディ・ディアス、3番ブランドン・ラウの3連続タイムリーで瞬く間に試合は同点となる。
タイブレークに突入した10回表、レイズはセットアップのエドウィン・ウセタが2三振を奪って無失点に抑えた。そして10回裏、5番ジョナサン・アランダが4号サヨナラ2ランをライトスタンドに突き刺し、レイズは10対8で劇的なサヨナラ勝利。借金を3に減らして今季は9勝12敗となっている。今季から定位置を獲得した26歳のアランダは、ここまで19試合で打率.367、OPS1.135、4本塁打、8二塁打と絶好調。注目のブレイク候補だ。