パドレスがスイープ負けを回避 タティスの8号ソロが決勝打に
2025.4.21 11:30 Monday
【パドレス3-2アストロズ】@ダイキン・パーク
日本時間4月21日、パドレスは敵地ダイキン・パークでのアストロズ3連戦の最終戦を迎え、接戦を制して3対2で勝利。フェルナンド・タティスJr.の8号ソロが決勝打となり、3連戦のスイープ負けを回避した。パドレス2番手のアレック・ジェイコブが今季初勝利(0敗)、4番手のロベルト・スアレスが9セーブ目を挙げ、アストロズ2番手のテイラー・スコットは決勝弾を浴びて2敗目(1勝)。なお、パドレスの松井裕樹には登板機会がなかった。
全米中継の「サンデーナイト・ベースボール」として行われた注目の一戦は、初回からアクシデントが発生。セーフティバントを試みたパドレスのルイス・アライズが一塁のベースカバーに入ったアストロズのマウリシオ・デュボンと衝突して負傷し、担架で運ばれてヒューストンの病院に搬送される事態となった。パドレスの公式発表によると、アライズの容体は安定しており、意識もあり、手足を動かすこともできるとのこと。このアクシデントにより、試合は11分間中断された。
初回に1点を先制したパドレスは、3回表先頭のタティスJr.が今季初の三塁打を放ってチャンスを作り、ギャビン・シーツのタイムリーで2点目。しかし、先発のディラン・シースが5回裏に無死1・3塁のピンチを招き、デュボンのタイムリーで1点を返されると、一死満塁からヨーダン・アルバレスの犠飛で2対2の同点に追いつかれた。
試合はそのまま終盤に突入し、パドレスは7回表二死からタティスJr.が8号ソロを放って勝ち越しに成功。この1点をセットアッパーのジェイソン・アダムとクローザーのスアレスが守り抜き、3対2で接戦を制した。
タティスJr.は4打数2安打1打点1四球3得点の活躍でチームの勝利に大きく貢献。今季の打撃成績は打率.358、OPS1.127となり、本塁打王争いではリーグ単独トップに浮上している。